日頃の学習活動

森林科学科の様子

【森林科学科】JICA海外協力隊についての特別授業を実施

1月28日、JICA海外協力隊員として昨年までパラグアイに派遣されていた本校教諭  嶺元 麻帆先生より、森林科学科3年生を対象に特別授業を実施していただきました。

森林科学科3年生は、昨年3月にパラグアイ カアサパ農業高校とリモート交流授業を実施しており、その際パラグアイでお世話になったのが嶺元先生でした。

↓リモート授業の様子はこちらhttps://www.iwamizawanougyou.hokkaido-c.ed.jp/bbses/bbs_articles/view/105/d8992f2490cb9baeb870a9125cd25842?frame_id=211

昨年の交流授業を振り返りつつ、パラグアイでの生活や伝統文化、現地の農業高校の様子などについてクイズを交えて楽しくお話しいただきました。

 

パラグアイで一番おいしかった食べ物は?

牛の脳みそだったとか・・・白子のような味わいだそうです。

 

伝統手工芸品 ニャンドゥティの意味は?

ニャンドゥティ=くもの巣 とても緻密な刺繍でした。

 

メッシも愛飲しているという世界三大茶葉 

マテ茶のテレレ体験

最初はおそるおそるの味見でしたが、レモンやミントの爽やかな香りや時間とともに変化する複雑な味わいに気がつけば行列ができ、パラグアイの「共有」する文化を体験しました。

 

最後に「移動距離=成長」というメッセージをいただき、まもなく新しい世界へ旅立つ3年生にとって、これからの自分の進む道を考える、良いきっかけを与えていただきました。

 

自分たちの学んでいる専門的な知識や技術がいつか世界のどこかで役に立つ、そんなことを実感した授業でした。嶺元先生ありがとうございました。

【森林科学科】北の国森林づくり交流発表会

2月18日(水)、北海道大学を会場に行われた北の国・森林づくり技術交流発表会に、2,3年生森林立地環境班の代表生徒3名が参加しました。

北海道森林管理局主催の発表会で、森林管理局の皆様や、大学、研究機関などから多くの発表が寄せられました。森林のそのものだけでなく、木の新たな利用、木育、SNSなど、森林に関わる活動の幅広さに驚きました。

さて、緊張しながら迎えた発表。演習林のミズナラをはじめとした広葉樹の調査についての発表を行いました。

審査員の先生方からは、質問やアドバイスをいただき、少しほっとした感じでした。

午後はポスター発表の説明です。他の専攻班の活動内容を説明するのが役割です。自分たちの活動ではないものの、普段からお互いに意識し合っているからなのか、難なく答えることができました。

また、国家公務員として働いている先輩方も様子を見に来て声をかけてくれました。互いに元気な姿を見て、とても安心しました。

北海道大学には色々な人が訪れていたこと、とても広いことを実感することができました。記念にクラーク博士像の前で、1枚撮らせていただきました。

行く前は不安ばかりでしたが、多くの方々のお陰で森林に関わる皆様の温かさに触れることができました。来年は後輩たちに託すことになりますが、意義の大きな機会にしてほしいと思います。

 

 

 

【森林科学科】1年生の冬山演習林実習を実施しました!

 森林科学科1年生は、2月18日(水)に有雪期の演習林実習を実施しました。

 今年の空知管内は、例年になく降雪量が少ないものの、林内の雪原を駆け回る動物たちの姿や、夏場には笹や傾斜地などで入ることのできない場所にも足を踏み入れるなど、たくさんの発見をした1日となりました。

 

 

 その後は、演習林宿舎に戻り、積雪層の観察調査となります。

 「雪は天から送られた手紙である(中谷 宇吉郎先生)」の言葉のとおり、今年の積雪状態を色水を使って観察し、雪崩の起きる仕組みなどを全員で学習しました。

 

 

 いよいよ3月に入り、1年生も学びのまとめに入ります。

 今年度の学習を丁寧に振り返りながら、2年生に向けた準備を進めていきましょう。

 

【森林科学科】新年度に向けて

 学校の見本林でフクジュソウが咲き始めました!

漢字で書くと「福・寿・草」です。雪の中から春を先取りするように咲き始めることから、昔から縁起のいい花として喜ばれてきました。

この花の良くできているところは、花弁(花びら)が光を反射するようにキラキラしているところ、それと、花弁全体の形が放物線(パラボラ)になっていることです。太陽の光をおしべに集めて温める。すると、花粉を運ぶ昆虫が飛んでくる、というしくみです。一番手前の花を拡大すると、ほら虫がいます。花弁の反射もみえるでしょうか?

 こんな風景が校内で見られるのも、岩農の恵まれたところです。新たな年度に入り、8日からは2・3年生、9日からは新1年生を迎えて、また学校に活気が戻ってきます。今年度もよろしくお願いします。

【森林科学科】放課後実習始まりました

新学年が始まり、放課後実習が始まりました。まずは2年生のシイタケ実習です。

シイタケ実習とは、シイタケの採れるほだ木をつくる、とてもわかりやすい実習です。

材料①は左の写真、ミズナラの木です。北海道ではこの木を使います。この材がシイタケ菌の栄養になるのです。

材料②がシイタケ菌です。形成菌という、作業が楽でかつ定着しやすい優れものです。乾燥に弱いので、濡れタオルで保護しながら作業します。

授業中に穴を空ける場所に印をつけておきました。あとは、穴を開けて菌を植え付けるだけ。

 

穴開けは、電動ドリルでの作業となります。木工実習にならい、手袋はしませんが、ケガをしないように押さえる手の位置に気をつけます。また、樹皮面に対して、垂直に穴を開けることが大切です、生徒が「一番難しい」と言って苦心しています。概ね20~25個ほどの穴を開けたらすぐに植菌の作業に送ります。

植菌は穴の中に、ひたすら菌を埋め込んでいきます。注意するのは、深く埋めすぎず、表面を樹皮と同じ高さにすること。穴開けもそうですが、すぐにコツをつかんでいきます。

こうしてできあがった榾木(ほだぎ)は、菌を確実に回すための仮伏せという工程に入ります。湿度と温度を高め、菌が確実にミズナラ材の中に成長するのを促します。そのために、井桁に積んでいきます。乾燥を防ぐための寒冷紗と最終的に水を補給するための穴あきホースが設置されます。

こうして、菌が榾木にまん延するまで約半年かかるので、きのこの発生は来年の春からになります。ということで、販売は来年です。

さて、5月16日(土)には、毎年恒例のグリーンフェアがあります。

ここでは、現3年生が昨年仕込んだ榾木を販売いたします。今年度の販売から、シイタケ菌の品種が変わりました。これまで購入してくださった皆様も、旧品種と比較などしてみてはいかがでしょうか?

現在、原木シイタケのシェアはわずか7%ほど、大変希少な存在です。菌床栽培にはない歯ごたえを是非体感してください。

 

 

【森林科学科】苗畑での実習スタート

 4月30日(水)、森林科学科2年生が苗畑での実習をスタートさせました。苗畑で最初に行う実習は床替えです。

 床替えとは、成長に合わせて苗木をより広い間隔に植え替えていく作業です。昨年秋に冬の寒風や積雪を避けるために掘り起こし、仮植していた苗木を苗畑に植えていきます。

 先輩たちが種まきをしたトドマツやエゾヤマザクラ、ミズナラ、さし木によって繁殖させたニオイヒバ、北海道林業試験場や北海道山林種苗協会より提供していただいたトドマツやグイマツ、クリなど、本校の苗畑では、12種おおよそ1000本の苗木を育てています。

 大きく育った苗木は、3年生の手によって月形演習林や校地内に植栽されます。

 いつもより春の訪れの早かった岩見沢では、床替え実習も例年よりも1週間ほど早く実施しました。今後、苗木が順調に育っていくように放課後実習などでしっかり管理していきます。