日頃の学習活動

森林科学科の様子

【森林科学科】2年生視察研修:林業試験場へ

1月19日(月)森林科学科2年生は、北海道林業試験場へ視察研修を実施しました。

視察とは言っても、実際は研究の一部を紹介していただき、今後の学習に生かすためのものです。

前半は、気候変動(おもに温暖化)が樹木の成長や種子の形成にどのような影響を与えるのか?そして、本州から北海道に侵入してきたとみられるカシノナガキクイムシについての状況や研究方法を説明していただきました。

中盤は、ネイチャーポジティブという新たな考え方やドローンを利用した森林調査の方法、樹木の香り成分の効果や利用法、森林を体感するためのVR利用など、多岐にわたる内容をご紹介いただきました。

最後は4つの体験の時間。研究室の設備や研究の一部、葉の標本づくり、木の香り成分を利用したオリジナル香水づくり、VRで森の動物を探索といった内容です。生徒は、興味のある所から巡り、全部を体験した生徒もたくさんいました。

生徒にとっては森林や林業に関わる研究の幅の広さを知る良い機会になりました。また、本来11月に予定していたものをインフルエンザの蔓延で延期していただきましたが、試験場の職員の皆様にはたくさんの内容を用意していただき、大変ありがたく思います。今後とも、生徒の学習にお力添えをいただくことがあると思いますが、よろしくお願いいたします。

【森林科学科】2年生林業・木材産業就業セミナー

 12月11日(木)空知総合振興局を会場に、「林業・木材産業就業セミナー」が実施され、森林科学科2年生が参加しました。

 林業に関わる授業や演習林などでの実習は経験しているものの、いざ仕事となるとイメージがわかないのが生徒の気持ちです。その疑問や不安を少しでも解消しようというのがこの行事の目的です。空知地域林業担い手確保推進協議会が、主催してくださいました。

 協議会会長鈴井様のご挨拶に続き「林業ってどんな仕事」について、トークセッションが行われました。林業に関わる5つの事業体の方々にパネリストとして生徒からの質問に現場の実際の経験を通して、説明をしていただく内容です。

 生徒からは林業のやりがいや、危険動物、休日、仕事内容の実際などについて質問があり、とても詳しい回答がいただけました。

 生徒の感想を見ると、山の仕事でも意外と事務仕事が多いことや、実は「クマよりもハチの方が危険」への驚き、また、どんな仕事でも働くことは大変なこと、という認識が伝わってきます。また、公務員の仕事の違いなどについても、理解が進んだ様子でした。

 後半は、各団体の個別説明会が行われ、5名程度のチームで20分ずつ5つの事業体等の説明を受けました。人数が少ないため、生徒の方が質問されることも数多くありました。それぞれが、紙の資料やスライド、動画などでわかりやすく説明してくださいました。

 生徒のまとめでは、若い社員が増えつつあるがもっと欲しい、Aiにはできない仕事、働くには素直なことが大切など、実際に働くことへ前向きな内容が目立ちました。

 約3時間ほどの時間でしたが、林業への理解が深まる良い経験となりました。

 参加してくださった、松原産業株式会社、空知単板工業株式会社、堀川林業株式会社、有限会社スリースターズ興業、玉田産業株式会社、及川産業株式会社、北海道立北の森専門学院の皆様、会場だけでなく常にフォローしてくださる空知総合振興局林務課の皆様、企画・運営・進行とすべてを引き受けてくださった株式会社北海道アルバイト情報社の土屋様、多くの方々に支えていただきました。誠にありがとうございました。

 

【森林科学科】Ecoアカデミア 講演会の実施―正しく知って、正しく備える 

 12月8日、森林科学科では北海道地域環境学習講座(Ecoアカデミア)として、酪農学園大学教授 佐藤喜和先生をお招きし、「変化する人とヒグマの関係と今後」をテーマに講演会を実施しました。

 今年1年の世相を表すの漢字に「熊」が選ばれるほど、全国的に熊の目撃情報や被害が増えています。

 森林科学科が実習を行う月形町でも目撃情報はあるものの、演習林内ではクマに遭遇したり、糞や足跡などの痕跡を見たことはありません。しかし、正しい知識を得て、正しく備える必要があると考え今回の講座を実施しました。

 佐藤先生からは、近年ヒグマの目撃情報が増えている要因について、ヒグマの生態や私たちの社会との関わりからお話しいただきました。

 また、ヒグマの毛皮や頭蓋骨をご持参いただき、生徒たちも実際に触れることができ興味津々の様子でした。

 終了後の感想では、「熊のニュースが多くて怖いことが多かったけど、熊の講演会を聞いて、熊についての正しい知識を持つことの大切さを実感した。熊と人が安全に生活するために自分たちができる行動を考えたい」「自然との向き合い方について改めて考えさせられた。人間の生活圏に近づく熊の増加は恐怖を感じる一方で、その背景には人間側の環境変化や食料不足といった深刻な問題があることを知り、単なる「危険な動物」として見るだけでは不十分だと気づいた」といった声が上がっていました。

 今後も、野生動物と私たちとの関わりについて、学びを深めていきたいと考えています。佐藤先生、ありがとうございました。

【森林科学科】林業系公務員セミナーを開催

 12月4日、森林科学科では林業系公務員を希望する2年生を対象に林業系公務員セミナーを実施しました。

 北海道の森林のうち、55%が国有林、11%が北海道有林で占められており、森林科学科で学んだ後の進路として、多くの卒業生が林業系公務員を選択しています。

 今回は林野庁北海道森林管理局、北海道水産林務部より講師をお招きし、それぞれの組織の業務内容や仕事のやりがい、休日のリフレッシュの仕方、公務員試験に向けて取り組むべきこと、などについてお話いただきました。 

 参加した生徒たちからは、「実際に働いている人たちからお話を聞いたので良いことばかりでなく、大変なことなど本当のところを教えていただいたのでとても参考になった」「どの課に入るのかによって仕事内容が大きく違うことがわかった。どちらの職場も楽しそうな雰囲気だと思った」といった感想があり、今後試験に向けての学習に向かう決意を新たにしたようでした。 

 

  今回講師として来校していただいた4名のうち、3名が本校森林科学科の卒業生とのことで、改めて多くの先輩たちが森林林業分野で活躍されていることを知る機会となりました。来校いただいた講師の皆様、ありがとうございました。

【森林科学科】2年生放課後木工実習

1年生の木箱製作に続き、2年生は椅子づくりに取り組んでいます。準備作業として、授業時間を利用して角材の鉋がけ、丸のこ盤による材の切り分けなどを実施します。同時に、鉛筆で穴を開ける位置を記入していきます。

1年生の時には使用しなかった電動工具を使用した加工が多くなっています。

11月25日を皮切りに4班に分けて3日ずつの実習で組み立てていきます。

1日目 脚部の組み立て 脚になる材と水平になる材を鳥居のように組んで、強度を出します。直角の精度がポイントになります。

2日目 立体化

1日目に組んだ2つの部品を渡すように4枚の板で固定します。ここも垂直が保つのが重要です。また、板をネジで固定する際に板がずれないようにしっかり押さえることやインパクトレンチに力負けしないのが難しいのです。

工具の数が限られているので、待っている間、電動工具が届かない部分にヤスリがけを行っています。

座面の取り付けができたら、ネジ穴を隠すためにダボという丸木を打ち、頭を平らになるよう、特殊なノコギリで切り取っていきます。

3日目 電動サンダーで外側を仕上げ、最後に紙やすりによる内側の最終仕上げ。完成となります。出来映えを評価したら、清掃・器具点検を行い終了。

お持ち帰りとなります。大事にしてくださいね。また、家に帰ったら実習記録を書くのも大切な実習です。