日頃の学習活動

森林科学科の様子

【森林科学科】木育班、活動始めました。

 森林科学科3年生の木育班では、今年度も岩見沢市内にある、日の出保育園様と連携した木育体験活動を行っています。

 第1回の木育活動では、高校生と園児の皆さんが仲良くなることを目的に、ヒノキの薄板を用いたネームプレートづくりをしたり、ギターが得意な生徒がいたため、みんなで「さんぽ」を唄ったりと、和やかな雰囲気で活動が始まりました。

 そして、今回の木育活動の目的は「耳を澄まそう」です。

 クイズ形式で森の中にいる動物たちの鳴き声を聞き比べ、子どもが想像していた「声の違い」を確認しました。

 第2回の活動では、実際に本校に園児を招き、見本林内で遊びを通じたフィールドゲームに挑戦です。もちろん、コーディネーターは木育班の高校生が自分達で考えたゲームとし、「色」や「手触り」を大切にした木育活動を行っています。 

 このような専門学習の機会を通じ、「意見」として自らの考えや抱負をまとめた生徒が農業クラブの意見発表大会に出場し、着実に駒を進め、全道大会への出場が決定しました!

 このように、今年度の木育班は地域の皆様にお世話になりながら、探究活動を展開しています。

【森林科学科】2年生インターンシップ実習終了

 6月26~28日の3日間、森林科学科2年生がインターンシップ実習を行いました。今回受け入れいただいたのは、空知森林管理署、空知総合振興局林務課・森林室、玉田産業株式会社、松原産業株式会社、武部建設株式会社、北海道セキスイハイム工業株式会社、及川産業株式会社、嵯峨秀栄測量設計株式会社、南空知森林組合の皆様です。

 学校では経験できないドローンやグラップルやハーベスタの操作、伐木後の検知作業、エゾヤチネズミのトラップ設置、住宅部材の製造、職員の方々との懇談など様々なプログラムを体験し、全日程を終了することができました。

 終了後の生徒たちからは「改めて自分の進路目標に向かって頑張ろうという気持ちになった」「働く上で大切なのは、自分なりの楽しみを見つけること、チームワークや人とのコミュニケーションの取り方だと思った」「卒業後の進路について悩んでいたが、職員の方々と話を聞き、もっと柔軟に考えて良いことが分かった」などの感想が上がっていました。今後、自分の進路実現に向けて、一層学校生活をより良いものにしてくれると思います。

 ご協力いただきました皆様、本当にありがとうございました。

【森林科学科】1年生演習林下刈り実習

 6月19日(水)森林科学科1年生は、演習林での下刈り実習を実施しました。1回目は見学的な内容でしたので、これが実質的に初の実習となります。

 下刈り鎌(大鎌)は、刃が人の顔以上ある大きな鎌で、植栽した苗木に光が当たるように周りの草を刈っていく保育作業です。植栽した苗木の目印を確認して、草だけを刈っていきます。今回実施したのは、カラマツを主体とした植栽地とミズナラの植栽地。それぞれの目印と葉などの特徴を確認してから、刈り始めます。何本かの木を守っているうちに樹木も刈り方も身について、山もすっきりとしました。

 協力して木を守ることができた実習でした。

【森林科学科】3年生最後の宿泊演習林を実施しました!

 森林科学科3年生(3F)は6月13日(木)から14日(金)にかけて、宿泊を伴う演習林実習を実施しました。今年度の宿泊実習は、演習林宿舎ではなく、事情により道民の森(神居尻地区)コテージの利用となりました。

 3年生の実習は主に4つの専攻班に分かれて、プロジェクト活動を実践します。各班とも、広大な演習林内をたくさん歩いて、たくさん汗をかきながら、今日まで身に付けた知識や、機械を扱う技術など、学びをフル活用させた実習となります。

 夕食後には、合同学習会を開催したり、その後の自由時間では友達と色んな話で盛り上がったりと、思い出いっぱいの実習となりました。

 次回の演習林実習は7月19日(金)の予定です。

 

【森林科学科】山地災害から命や財産を守るために~山地防災教室を開催~

 森林科学科3年生(3F)は5月31日(金)に、北海道地すべり学会様のご指導のもと、「令和6年度山地防災教室・野外巡検」を開催しました。

 この研修は、水源山地において森林を保全・育成することで土砂災害の防止や洪水の緩和など、森林の公益的機能を発揮する治山事業について、実際に現地を見ながら学んでいくことを目的としています。

 当日は当別町にある「治山の森」を中心に、渓流工事や山腹工事など、教科書に掲載されているものを自分たちの目で確認し、教えていただきながら、地すべりの大きさや強さを実感しました。

 毎年、ご協力をいただいている、北海道地すべり学会の皆様には心より感謝申し上げます。