投稿日時: 04/21
教員22
森林科学科3年生は、新年度を迎え専攻班活動がスタートしました。森林経営班では、この時期だけとれるシラカバ樹液を採取しました。シラカバは月形演習林に多く生育している北海道の代表的な落葉広葉樹です。
これから葉を開き活動を開始するために、シラカバの根が盛んに土中の水を吸い上げているところ、ドリルで幹に穴を開けて、ほんの少し樹液をいただきます。ドリルをいれると、あっという間に樹液が染み出てきました。
一晩待つと、タンクの中には無色透明の樹液が入っていました。試しに飲んでみるとごくわずかに甘みを感じます。この樹液は、今後の活動の中で利用する予定です。
久しぶりに見本林に入ったせいか、エゾリスも私たちのすぐそばに寄ってきました。
雪が溶けた後には、大量のどんぐりが。エゾリスの貯食でしょうか。
見本林にはようやくフクジュソウやエゾエンゴサクが咲き始めたところです。これから本格的な春を迎えると、苗畑の実習が始まります。