日頃の学習活動

森林科学科の様子

【森林科学科】小型車両系建設機械の特別教育講習実施

 森林科学科では、7月30日31日に北海道林業機械化協会様による小型車両系建設機械の運転業務に係る特別教育講習を行い、1~3年生までの18名が受講しました。

1日目:まなみーるにて講義

2日目:学校苗畑にてパワーショベルとホイールローダーの実技講習

 暑い中の実技講習となりましたが、しっかり暑さ対策を行い、無事に全員講習を終えることができました。講師の先生方、ありがとうございました。

 

【森林科学科】2年生演習林実習より:チェーンソー実習

 4月にチェーンソーと刈り払い機の資格取得を実施した2年生です。下の写真は、講習の様子。まずは上から、次に下から・・・と順に練習していきます。

 しかし、最後は木を倒すことが目標です。そのため、

6月に入ってから、この2つの機械についての復習や練習を重ねています。今回はチェーンソーの話です。

 木を安全に倒すため重要な項目として「伐倒方向」があります。木を思った方向に倒すことが安全につながるのです。そのために、まず、「受け口」という三角形の切れ目を入れていきます。下の写真はその見本を示しているところです。

 どこを切るかで、方向が決まるのですが、その方向を決めるために、チェーンソーにはガンマークという線がついているのです。下の写真のように、これを見ながら、伐倒方向の印をつけるのです。

 そして、斜めと垂直に切れ目を入れ三角に切っていきます。横と斜めをぴったり合わせるのですが、これが難しいのです。さらに演習林では、足場や傾斜、下草、枯れ枝など多くの障害物があるため、そのことも学びます。水平に切るのも結構難しい訳ですが、倒すためにはさらに、反対側から、「追い口」を入れます。伐倒方向に向かって真っ直ぐ切っていくのです。

 何百キロもある本物の立木(「りゅうぼく」と読みます)を倒すには、この練習を何度も行っていくのです。

 まだ、練習の途中ではありますが、9月の演習林実習から伐倒が始まります。

 安全第一、そのための基本の徹底。やってみなければわからない充実感のために、2年生の奮闘は続きます。