日頃の学習活動

森林科学科の様子

【森林科学科】1年生冬季演習林実習

2月14日(金)に森林科学科1年生は冬季演習林実習を実施しました。内容は、積雪層の調査、および冬季ならではの観察や散策です。

①積雪層の観察:事前に雪崩の起こるしくみや危険性などを学習しましたが、実際にその層を観察します。

まず、2m幅の観察場所を決め、層を崩さないようにしながら、協力して掘っていきます。

断面を整えたら、絵の具をスプレーします。すると、縞模様が出てくるので、その位置や雪の硬さなどを調べ、記入していきます。色の濃いところが、雪崩が出やすい層です。左下の写真では、積雪深は1.9m近くありました。右下の写真は、積雪層を柱状にくりぬき、押してみて、どこで折れるかを観察しているところです。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

②冬季の散策:昼食の後、演習林の南側を横切るようにして散策を行います。主に観察したのは、樹木の冬芽や耐える姿、動物たちの足跡や食痕などの生きている痕跡です。とは言っても、大半は歩くという行動です。スノーシューがありがたいです。

この日の最高点にて。晴れていれば、岩見沢の街も見えるのですが、この日は「雪時々晴れ間」見通せない感じでした。

森の音や空気を体感する時間も大切。雪の上で目を閉じて風や自然の音を感じとる時間です。普段は賑やかなクラスですが、1分間で、たくさん自然の力を吸い込みました。

山から下りてバスに向かおうとするとまた雪が強くなってきましたが、無事に実習を終えることができました。