森林科学科の様子
【森林科学科】祝!卒業
森林科学科では、3年前よりヒノキの削り華(カンナで薄く削った木材)を使って、卒業する3年生に向けて削り華コサージュをつくっています。材料を提供してくれるのは、本校卒業生の大工さんです。
今年も仕事の合間を縫って、材料を提供していただき、2年生が分担して作業を進めました。コサージュを作り、土台となる木材を切り、レーザー加工をし、やすりをかけ、完成です。
新しい世界へ一歩踏み出す3年生の皆さん、卒業おめでとうございます。
【森林科学科】パラグアイ カアサパ農業高校とのリモート交流授業
3月12日、森林科学科2年生はパラグアイ カアサパ農業高校とリモート交流授業を行いました。
パラグアイとの時差は12時間、こちらが朝9時のところ、カアサパ農業高校は全寮制のため、1日の日課が終わった夜の9時から開催していただきました。
この日のために森林科学科2年生は簡単なスペイン語を覚え、緊張した面持ちでしたが、カアサパ農業高校生たちの明るさ、好奇心の旺盛さに自然と緊張もほぐれたようで、筋肉自慢大会、グアラニー語講座、歌の披露などもあり、お互いの国や文化や学校生活について質問の尽きない交流会となりました。
生徒たちは「私たちもスペイン語も準備していたが、カアサパ農業高校の皆さんも日本語を話してくれてうれしかった」「日本とは違う文化や価値観があり新鮮だった」「話す言葉は違ってもジェスチャーで伝わることがある」「違う国の人と話すことがこんなに楽しいなんて知らなかった」「自分も海外に行ってみたい」といった感想がありました。
この交流授業はJICA海外協力隊としてカアサパ農業高校に派遣されている嶺元麻帆さん(北海道帯広農業高校教諭)のご協力の下、本校サッカー部のサッカーボールが、カアサパ農業高校に送られたのが縁で実施できました。
カアサパ農業高校の皆さん、嶺元さん、ありがとうございました。
【森林科学科】シラカバ樹液の採取
森林科学科3年生は、新年度を迎え専攻班活動がスタートしました。森林経営班では、この時期だけとれるシラカバ樹液を採取しました。シラカバは月形演習林に多く生育している北海道の代表的な落葉広葉樹です。
これから葉を開き活動を開始するために、シラカバの根が盛んに土中の水を吸い上げているところ、ドリルで幹に穴を開けて、ほんの少し樹液をいただきます。ドリルをいれると、あっという間に樹液が染み出てきました。
一晩待つと、タンクの中には無色透明の樹液が入っていました。試しに飲んでみるとごくわずかに甘みを感じます。この樹液は、今後の活動の中で利用する予定です。
久しぶりに見本林に入ったせいか、エゾリスも私たちのすぐそばに寄ってきました。
雪が溶けた後には、大量のどんぐりが。エゾリスの貯食でしょうか。
見本林にはようやくフクジュソウやエゾエンゴサクが咲き始めたところです。これから本格的な春を迎えると、苗畑の実習が始まります。
【森林科学科】2年生シイタケ原木栽培実習
森林科学科では、シイタケの原木栽培を行っています。4月21日からの4日間、2年生の放課後実習で、植菌を行いました。
まずは、穴を開けるための印をつけていきます。
穴の配置が意外と難しい。
続いて、菌を植える穴を開けていきます。電動ドリルを使用し、一穴2秒の早業です。
穴を開けたら、菌を植え付けていきます。形成菌というタイプを使用し、手で簡単に植え付けできます。深さが大切なポイントです。
この後、菌がしっかり原木に入るまで、2ヶ月。その後、学校林に移して、ゆっくり成長を待ちます。最初のシイタケ発生は、来年の春となります。
5月10日本校グリーンフェアにて販売するのは、昨年度、現在の3年生が植菌した原木(ほだ木)です。他にも木工品など多数販売いたしますので、是非ご来場ください!
【森林科学科】スプリングエフェメラル 来訪
ようやくエゾヤマザクラが咲き始めた5月1日、森林科学科2年生は「森林科学」の授業において春の林床植物の観察を行いました。
フクジュソウは春一番に花が咲くため、もうほとんどが花の終わりを迎えていました。
エゾエンゴサクは今が満開
今年はいつもより花色が水色、紫、白、ミックスとバリエーションに富んでいます。
キバナノアマナ その名の通り花は甘い?
アズマイチゲ
ニリンソウはこれからが咲き始め
これらの花々はスプリングエフェメラル(春の妖精・春植物)と呼ばれ、落葉広葉樹が葉を開く前の明るい森の林床で一気に花を咲かせ、受粉を行います。
観察していると生徒から「なんじゃこりゃー!!!」という叫び声
美しい花々とともに、トガリアミガサタケが大発生。
ユニークな姿のキノコに生徒たちも興味津々です。
春の限られた時期だけに見られるスプリングエフェメラルやアミガサタケ。生徒たちにとってはすべてが学びになります。
【森林科学科】グリーンフェアへのご来場ありがとうございました
5月10日に行われたグリーンフェアでは、雨のなか多くのお客様に来場いただきました。ありがとうございました。
森林科学科では、これまで作りためてきた木工品や3年生が昨年の春に植菌を行ったシイタケの原木を販売しました。木工品の販売は、本校の木材を使った木工品の開発・製作を行う森林資源活用班が、シイタケ原木の運搬は、シイタケ原木となるミズナラの調査研究を行う森林環境立地班が担当しました。
また、体験ブースでは白樺ウッドボーリング、白樺樹液の試飲、トドマツ積み木を体験していただきました。担当したのは森林経営班です。いずれも演習林から伐採した木や校地内で採取した樹液を使っています。
白樺ウッドボーリングは、幅広い年齢層の方に楽しんでいただくことができました。次のイベントに向けて、より良いものに改良を重ねていきます。
次回の木工品販売は7月12日(土)の学校祭を予定していますが、今年は岩農ショップにも少しずつ木工品を提供していきます。ぜひ、来店の際は、お手に取ってみてください。
【森林科学科】演習林実習スタート
5月12日今年度の演習林実習がスタートしました。
トップバッターは3年生。はじめに宿舎前にある御神木のシナノキに、今年1年間怪我なく実りある実習ができるように祈願しました。
続いて2グループに分かれ、ミズナラ、カラマツ、F1グイマツなどの植樹を行いました。今年植樹を行ったのは、昨年、自分たちで刈り払い機を使って地ごしらえをした場所です。
植樹を終えてやりきった感のある1枚
まだ雪の残るピンネシリ山を眺めながら昼食タイム。木々が開葉し始めており、美しい山並みが広がります。
急に気温が高くなり、最初の演習林実習としてはなかなか厳しい環境でしたが、さすがは3年生です。予定時間よりも30分早く作業を終えていました。頼もしい限りです。
次回以降は、各専攻班ごとに分かれての活動となります。残り6回、月形演習林を満喫してください。
【森林科学科の様子】床がえ実習
苗木は、学校の苗畑で数年かけて育ててから、初めて山に植えることができるようになります。
秋のうちに一度掘り返した苗木を、再び苗畑に戻す作業を床がえといいます。2年生の実習の様子をお伝えします。
苗木を植える位置は、植樹と同じように割り箸で目印をつけてあります。同じ間隔で植えた方が、管理も生育も安定します。
植え方も植樹と同じです。まず、根の張りよりも大きめの穴を掘ります。そこに苗を浮かせておき、少し震わせながら土を入れていきます。
最後に苗を軽く引っ張りながら根の周りの土を足で踏み固めていきます。
こうして、少しずつ大きくして、丈夫な苗を育てていきます。3年生になると、この苗の一部を持って演習林に植える実習が待っています。
第2回 木育、子ども椅子作家展参加
5月25・26日に苫小牧市文化交流センターにて行われた『第2回 木育、子ども椅子作家展』に森林資源活用班が参加いたしました。当日は、日ごろ実習で製作した木工品の展示やペン立て体験など、森林科学科の学習の成果を知っていただく良い場となりました。
当日は、苫小牧市長のご臨席の下、生徒もテープカットに参加させてもらいました。
子どもたちにも、ペン立てやお絵かきなど体験していただき、少しでも木に関心を持ってくれればと思い『木育』をしてきました。また、子どもたちが座っているベンチは、昨年から試作している収納可能なベンチです。まだまだ、改良は必要ですが販売に向けて製作しています。
今後、森林資源活用班は学校祭での木工品販売に向けて商品の製作をしていきますので、是非、学校祭(7月12日)に来店してください。
【森林科学科】山地防災研修を実施
5月30日、森林科学科3年生は北海道地すべり学会の皆様のご協力の下、山地防災研修を行いました。
はじめに当別町道民の森にある「治山の森」を訪問し、崩壊した山地の緑化や崩壊が予測される山地や渓流の保護を目的にに設置される床固め工、雪崩防止柵、土留工、スリットダムなどの治山工事や実際に地すべりが発生した道路などを見学しました。
生徒たちからは、工作物のメンテナンス方法や耐用年数、工事費用、設置場所を決める過程などについてたくさんの質問が出ていました。
午後からは、地すべり対策として施工されているアンカー工、集水井工を見学し、私たちの暮らしの安全を保つために、様々な地すべり対策工事がなされていることを理解しました。
最後に土壌層の観察を行い、地域の土壌がどのように成り立っているのか、土壌と植生にどのような関係があるのかについて学ぶことができました。
教科書の情報だけでは、なかなかイメージできない治山工事や地すべり工事について、実際の施工現場を見ることができ、より一層理解を深めることができました。お忙しいなか、ご準備いただいた北海道地すべり学会の皆様、ありがとうございました。
【森林科学科】3年生宿泊演習林実習を実施
6月12、13日に森林科学科3年生が宿泊演習林実習を実施しました。月形温泉改修に伴い、1、2年生の時は当別町神居尻地区にある道民の森に宿泊していたため、3年生にとっては、最初で最後の月形演習林宿舎での泊まりになりました。
日中の実習は、各専攻班ごとに行いましたが、夕食はみんなでカレー、ハヤシライス、ホワイトシチューなど思い思いの料理を作りました。3年目ともなると、皆、手慣れたもので安定の手つきです。
夜は星空観察、夜の森の観察など宿泊演習林ならではのプログラムとともに、専攻班対抗木育カルタ大会を実施しました。
朝はラジオ体操からスタート。その後、野鳥の声を聞きながら散歩をし、かつて宿舎があった場所について説明を受けました。
各居室での1枚。2段ベットの8人部屋になっています。
昼食は自分たちが栽培したシイタケのハネ品を使ってシイタケ天ぷらうどん。みんなでおいしくいただきました。
終わってみれば、あっという間の2日間。皆さん、お疲れ様でした。
【森林科学科】ドローンを利用した森林測量
森林経営班は、宿泊演習林実習の2日目にレーザースキャナを搭載したドローンによる森林測量を体験しました。
この取り組みは株式会社砂子組様、ポルタ・ラボ株式会社様、株式会社ライブアス様のご協力の下、行われました。
あらかじめ飛行ルートを設定したドローンを演習林上で飛ばし、点群データ取得します。
人間が行えば何日もかかるような地形測量や樹高測定、その可視化があっという間に進められていきます。
森林経営班では文部科学省 DXハイスクール事業の一環として、月形演習林のデジタルデータ化を進めていく予定です。今後も地域の企業、団体の皆様のご協力の下、学習を進めていきます。
~おまけ~
この日は、本校森林科学科の卒業生が3名いらっしゃいました。月形演習林の宿舎には歴代の3年生が演習林で撮影した写真が飾られており、自分たちの代の写真を見つけて、皆さん思い出話に花を咲かせていました。30年以上前は宿舎下にある沢から水を汲み、お湯を沸かして入浴していたのだとか。
森林科学科は前身の林業科から数えると105年の歴史があります。100年以上続く森づくりのバトンが、在校生へとつながっています。
(写真は本人の許可を得て掲載しています)
【森林科学科】北海道削ろう会での木育イベント
6月28日(土)イベントホール赤れんがにて、第6回北海道削ろう会交流大会が行われました。この大会は、道内外の大工さんたちがかんなの薄削りの技を競うもので、2022年には全国大会がこの岩見沢で行われました。
森林科学科では木育ブースを出展し、ウッドボーリングと自然の木をつかったネイチャークラフトを行いました。
ネイチャークラフトでは、一般の方はもちろん、プロの大工さんにも体験していただき、見事な作品を作られ、こちらが勉強になるほどでした。
自分たちもかんな削りを体験。これまで扱ったことのないヒバの材の削りましたがなかなか難しい。匠の技にふれる貴重な1日となりました。
【森林科学科】林業就職説明会を実施
7月16日、空知地域林業担い手確保推進協議会主催「林業就職説明会」が本校で行われました。
当日は空知管内の林業事業体の皆様が来校され、林業への就業に関心を持つ森林科学科3年生の生徒が話を伺いました。また、説明者として本校森林科学科の卒業生が3名来校し、実際の業務内容や休日の過ごし方、学校での専門学習と仕事との関連性などについてお話をいただきました。
参加した生徒からは、「他業種とも迷っていたが今回の説明会で絞ることができた」「様々な企業の話を聞いて、自分がどんな会社に進みたいか明確になった」といった感想が聞かれました。
3年生の進路活動は夏休みから本格化します。進路の実現に向けて頑張ってほしいと思います。ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。
【ご参加いただいた皆様】(敬称略)
南空知森林組合
玉田産業株式会社
堀川林業株式会社
及川産業株式会社
有限会社スリースターズ
北空知森林組合
栗山町農林課
【森林科学科】1年生の演習林実習を振り返って
本校は7/18(金)の全校集会を終えて、夏季休業に突入しています。
森林科学科1年生では、4月の入学から現在に至るまで、多くの学びを経験しています。今回は、森林科学科の大切な学習の一つである「演習林実習」の様子について、紹介します!
演習林実習①(5月28日(水)天候:晴れ)
はじめての演習林実習は、広大な演習林の最北端まで歩きながら、林内に生息する動植物の様子を学習したり、林道の配置を確認したりするなど、これから続く演習林実習の基礎固めとなります。
演習林実習②(6月18日(水)天候:晴れ)
演習林実習③(7月2日(水)天候:晴れ)
2回の演習林実習では、「下刈り実習」を行いました。
先輩たちが山に植えた苗木が、自然に生えてきた草木との打ち勝てるように、人が草木を刈ってあげる「保育作業」となります。
両日とも天候が良く、暑い中の実習とはなりましたが、こまめに水分補給を行いながら下刈り鎌を使用して、きれいに仕上げることができました。その後は、林内の樹木を知るために、図鑑を片手に調べ学習(樹木同定学習)を行いました。
次回の演習林実習は、9月18日(木)~1泊2日で宿泊実習です。
少ない人数ではありますが、演習林実習を通じてクラスの団結が確実に深まっているように感じます。
暑い夏が続きますが、熱中症には十分注意して、学習を進めていきましょう!
【森林科学科】小型車両系建設機械の特別教育講習実施
森林科学科では、7月30日31日に北海道林業機械化協会様による小型車両系建設機械の運転業務に係る特別教育講習を行い、1~3年生までの18名が受講しました。
1日目:まなみーるにて講義
2日目:学校苗畑にてパワーショベルとホイールローダーの実技講習
暑い中の実技講習となりましたが、しっかり暑さ対策を行い、無事に全員講習を終えることができました。講師の先生方、ありがとうございました。
【森林科学科】2年生演習林実習より:チェーンソー実習
4月にチェーンソーと刈り払い機の資格取得を実施した2年生です。下の写真は、講習の様子。まずは上から、次に下から・・・と順に練習していきます。
しかし、最後は木を倒すことが目標です。そのため、
6月に入ってから、この2つの機械についての復習や練習を重ねています。今回はチェーンソーの話です。
木を安全に倒すため重要な項目として「伐倒方向」があります。木を思った方向に倒すことが安全につながるのです。そのために、まず、「受け口」という三角形の切れ目を入れていきます。下の写真はその見本を示しているところです。
どこを切るかで、方向が決まるのですが、その方向を決めるために、チェーンソーにはガンマークという線がついているのです。下の写真のように、これを見ながら、伐倒方向の印をつけるのです。
そして、斜めと垂直に切れ目を入れ三角に切っていきます。横と斜めをぴったり合わせるのですが、これが難しいのです。さらに演習林では、足場や傾斜、下草、枯れ枝など多くの障害物があるため、そのことも学びます。水平に切るのも結構難しい訳ですが、倒すためにはさらに、反対側から、「追い口」を入れます。伐倒方向に向かって真っ直ぐ切っていくのです。
何百キロもある本物の立木(「りゅうぼく」と読みます)を倒すには、この練習を何度も行っていくのです。
まだ、練習の途中ではありますが、9月の演習林実習から伐倒が始まります。
安全第一、そのための基本の徹底。やってみなければわからない充実感のために、2年生の奮闘は続きます。
【森林科学科】リモートセンシング出前講座を実施
8月25日、森林科学科森林経営班では、北海道立総合研究機構 森林研究本部 林業試験場より竹内史郎様、蝦名益仁様をお招きし「リモートセンシングによる森林解析技術」について出前授業を実施していただきました。
衛星データやドローンで撮影した画像を利用して、森林の現況や資源量を把握する方法について教えていただき、これまで演習林実習で行った森林調査などの労力が大幅に軽減されることを実感しました。
今回の学びを踏まえ、今後は演習林の林況把握に向けて自分たちに何ができるのかを具体化していきます。竹内様、蝦名様、ありがとうございました。
【森林科学科】MIKASA OUTDOOR WORLD 2025参戦!
インスタグラムでもお伝えしていましたが、9月6日に三笠市で行われたMIKASA AMUSEMENT PARK OUTODOOR WORLD2025 に森林科学科1,2年生の有志が参加しました。このイベントは「アウトドア×防災レジリエンス」をテーマに秋のアウトドアを満喫するイベントです。
今年は木の枝スプーン&フォークの制作を行いました。キタコブシ、エゾヤマザクラ、ヤマモミジ、シラカンバ、サワグルミなどの枝にドリルで穴を空け、スプーンやフォークのヘッドを取り付けます。樹皮の模様や枝の曲がり、節の出っ張りなどを生かしてオリジナルのカトラリーを作ります。
グリーンフェアや学校祭ですっかりおなじみのトドマツ積み木では生徒たちが作った高いタワーに子どもたちが入って楽しみました。
昨年もお隣同士だった北海道森林管理局のブースではウッドボーリングに加えて、山火事消火体験ゲームが登場。早速体験させていただきました。
楽しみながら、森林や防災について学ぶ実りのある1日となりました。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。
森林科学科インスタグラム はじめました。
https://www.instagram.com/gannou_forestory/
【森林科学科】2年生による木材加工実習
夏休み明けより2年生は、卓上丸鋸やルーター、電動サンダーなどの電動木工機械を利用した木材加工実習を少人数グループで行っています。
先輩たちが伐倒、製材したトドマツ材をルーターで面取りします。
つづいて、電動サンダーで材を磨きます。
卓上丸鋸で、角度をつけ、決まった長さに材をカットします。最後にレーザー加工機で印字を行います。
作っているのはこちら。本校のオリジナルマークの入ったペン立ての製作キットです。
今年度、公益財団法人 日本教育公務員弘済会 北海道支部様より依頼を受けて、ペン立てキットを製作しています。商品のお届けまでもうひと頑張りです。
【森林科学科】3年生演習林実習の調査活動
9月26日、10月3日と2週にわたって3年生の演習林実習が行われました。3年生の演習林実習は、4つの専攻班に分かれてそれぞれ自分たちが設定した課題の解決に向けて活動を行っています。今回は森林経営班の活動についてご紹介します。
森林経営班では、月形演習林のトドマツ人工林において、樹木の伐採後に、自然の力を使って森づくりをする方法について研究しています。
こちらの画像は、360度カメラを使って森林の写真を撮影し、どのくらい上空が開いているのか(開空度)をフリーソフトを使って解析していきます。
森の明るさとその林床に生える稚樹の関係について調べています。
こちらはトドマツ人工林内にどのくらい広葉樹が侵入しているのかを調べています。半径5mの円を設定し、その中に入るすべての樹木の直径を測定し、GPSで位置を記録していきます。
普段行かないような奥の森まで進むと、何本もの萌芽枝(ひこばえ)が出たホオノキに出会いました。この株の大きさ、普段手入れをしている森ではなかなか見たことがありません。
3年生の演習林実習も残り1回となりました。最後まで、怪我なく安全第1で実習を終えましょう!
【森林科学科】森づくり勉強会に参加
10月20日、空知総合振興局森林室が主催する令和7年度森づくり勉強会に森林経営班3年生4名が参加してきました。テーマは「スマート林業」です。作業の効率化や労力軽減のためには、森林林業の分野でもICTの活用は不可欠です。
まずは、ipadを使っての森林調査を体験。演習林では輪尺やワイゼ式測高器、超音波測高器を使っていますが、mapryというソフトを使うと画面をかざすだけで、胸高直径や樹高を測定することができるという優れものです。
続いて、GNSS測位による位置情報を活用した植栽体験です。GISソフトで設定した場所に植栽用の機械を誘導し、決められた場所に苗木を植栽します。こちらは思ったよりも機械が重く、植え穴をあけることに苦戦しました。
この日は、道内各地で初雪のニュースがあり、会場となった芦別市でも遠くの山には雪が見えました。 地元の林業事業体や市町村の皆様と一緒に勉強会に参加し、新たな刺激を得ることができました。今後の専攻班活動に活かしていきましょう!
樹木診断出前授業を実施
10月16日、森林科学科2年生は株式会社森林環境リアライズの方々をお迎えして、樹木診断についての出前授業を受けるという貴重な機会を得ました。
樹木医の池ノ谷様のからの講義の後、実際に校内にあるシダレヤナギ3本を実際に診断しました。目視で教わった診断ポイントを基にして、3本中最も危険度の高い木を推測します。その後、最も危険度が高い木について、空洞や腐朽、根本の空洞などと、詳しく観察していきます。樹幹をたたいて音から内部の様子を推測したり、根本の空洞を確認するなどを体験させていただきました。
最後には、木材の硬さを図る高価な機械の使用法を見せていただき、樹幹内部の様子をモニターで観察させていただきました。
天気は雨模様で、少し作業しにくい環境でしたが、樹木診断という難しいテーマでも、自分たちに取り組める内容があるということを知るよい体験となりました。
胆振東部地震の現場などを視察
10月24日、森林科学科2年生は、胆振東部地震で山崩れによる甚大な被害を受けた山林をどのように再生しているのか、その現場を視察に行ってきました。
現場は、安平町瑞穂ダムの上流で、元々広葉樹の天然林だったところです。空知総合振興局林務課の西村様より、被害の規模や状態や再生までの順序を説明していただいた後、胆振森林室の皆様にも加わっていただき質問の時間となりました。そして、再生にどれだけの手間や予算がかかっているかということを知り、改めて地震の被害規模がいかに大きかったのか、そして、その現場に足を踏み入れることができた貴重な体験であることを改めて実感しました。
その後、現場を少し歩き、平坦地にはトドマツ、斜面にはカラマツというように樹種を使い分けていることを確認したり、ドローンで上から被災地の様子を広域的に見せていただきました。また、再生に関わる北海道職員の皆様の仕事についても知ることができました。
午後は、二酸化炭素をより吸収する樹種として注目されているクリーンラーチの採取園を視察させていただきました。カラマツとグイマツの交配種であるクリーンラーチですが、苗の生産が追いついていないことや、クリーンラーチとはどのようなものか、どのように種子の採取を行うかなどの説明と観察を行いました。
全体を歩いて、カラマツとグイマツの母樹を確認したり、見分け方などを教わりましたが、まだ種子ができるまで10年ほどかかるため、樹木の命の長さを実感しました。
また、今回の視察は、株式会社北海道アルバイト情報社様によるコーディネートにより、実施することができました。毎回、色々な方々に大変お世話になっております。この場を借りてお礼申し上げます。
【森林科学科】3年生最後の演習林実習
10月30日、3年生が高校生活最後の演習林実習を行いました。前日の月形は雪が降り、林内には少し雪の残る状態でしたが、それぞれの専攻班に分かれて、看板の設置や殺鼠剤の散布、取り残したデータの収集を行いました。
この日は、3学年を通しても、無雪期の最後の演習林実習であったため、春の演習林実習開始と同様に宿舎前にあるご神木にHR会長がご挨拶しました。
3年間無事に実習を終えて、皆いい顔してます。
終了後はお待ちかね!月形町の皆楽公園で皆でバーベキュー!
まずは、農業クラブ代表幹事からのいただきますでスタート。
炭火を囲みながら、担任の先生を交えてこれまでの実習を振り返りました。
3年生の皆さん、3年間の演習林実習でとても逞しくなりましたね。卒業まで、悔いのない高校生活を送ってほしいと思います。
【森林科学科】2年生放課後木工実習
1年生の木箱製作に続き、2年生は椅子づくりに取り組んでいます。準備作業として、授業時間を利用して角材の鉋がけ、丸のこ盤による材の切り分けなどを実施します。同時に、鉛筆で穴を開ける位置を記入していきます。
1年生の時には使用しなかった電動工具を使用した加工が多くなっています。
11月25日を皮切りに4班に分けて3日ずつの実習で組み立てていきます。
1日目 脚部の組み立て 脚になる材と水平になる材を鳥居のように組んで、強度を出します。直角の精度がポイントになります。
2日目 立体化
1日目に組んだ2つの部品を渡すように4枚の板で固定します。ここも垂直が保つのが重要です。また、板をネジで固定する際に板がずれないようにしっかり押さえることやインパクトレンチに力負けしないのが難しいのです。
工具の数が限られているので、待っている間、電動工具が届かない部分にヤスリがけを行っています。
座面の取り付けができたら、ネジ穴を隠すためにダボという丸木を打ち、頭を平らになるよう、特殊なノコギリで切り取っていきます。
3日目 電動サンダーで外側を仕上げ、最後に紙やすりによる内側の最終仕上げ。完成となります。出来映えを評価したら、清掃・器具点検を行い終了。
お持ち帰りとなります。大事にしてくださいね。また、家に帰ったら実習記録を書くのも大切な実習です。
【森林科学科】林業系公務員セミナーを開催
12月4日、森林科学科では林業系公務員を希望する2年生を対象に林業系公務員セミナーを実施しました。
北海道の森林のうち、55%が国有林、11%が北海道有林で占められており、森林科学科で学んだ後の進路として、多くの卒業生が林業系公務員を選択しています。
今回は林野庁北海道森林管理局、北海道水産林務部より講師をお招きし、それぞれの組織の業務内容や仕事のやりがい、休日のリフレッシュの仕方、公務員試験に向けて取り組むべきこと、などについてお話いただきました。
参加した生徒たちからは、「実際に働いている人たちからお話を聞いたので良いことばかりでなく、大変なことなど本当のところを教えていただいたのでとても参考になった」「どの課に入るのかによって仕事内容が大きく違うことがわかった。どちらの職場も楽しそうな雰囲気だと思った」といった感想があり、今後試験に向けての学習に向かう決意を新たにしたようでした。
今回講師として来校していただいた4名のうち、3名が本校森林科学科の卒業生とのことで、改めて多くの先輩たちが森林林業分野で活躍されていることを知る機会となりました。来校いただいた講師の皆様、ありがとうございました。
【森林科学科】Ecoアカデミア 講演会の実施―正しく知って、正しく備える
12月8日、森林科学科では北海道地域環境学習講座(Ecoアカデミア)として、酪農学園大学教授 佐藤喜和先生をお招きし、「変化する人とヒグマの関係と今後」をテーマに講演会を実施しました。
今年1年の世相を表すの漢字に「熊」が選ばれるほど、全国的に熊の目撃情報や被害が増えています。
森林科学科が実習を行う月形町でも目撃情報はあるものの、演習林内ではクマに遭遇したり、糞や足跡などの痕跡を見たことはありません。しかし、正しい知識を得て、正しく備える必要があると考え今回の講座を実施しました。
佐藤先生からは、近年ヒグマの目撃情報が増えている要因について、ヒグマの生態や私たちの社会との関わりからお話しいただきました。
また、ヒグマの毛皮や頭蓋骨をご持参いただき、生徒たちも実際に触れることができ興味津々の様子でした。
終了後の感想では、「熊のニュースが多くて怖いことが多かったけど、熊の講演会を聞いて、熊についての正しい知識を持つことの大切さを実感した。熊と人が安全に生活するために自分たちができる行動を考えたい」「自然との向き合い方について改めて考えさせられた。人間の生活圏に近づく熊の増加は恐怖を感じる一方で、その背景には人間側の環境変化や食料不足といった深刻な問題があることを知り、単なる「危険な動物」として見るだけでは不十分だと気づいた」といった声が上がっていました。
今後も、野生動物と私たちとの関わりについて、学びを深めていきたいと考えています。佐藤先生、ありがとうございました。
【森林科学科】2年生林業・木材産業就業セミナー
12月11日(木)空知総合振興局を会場に、「林業・木材産業就業セミナー」が実施され、森林科学科2年生が参加しました。
林業に関わる授業や演習林などでの実習は経験しているものの、いざ仕事となるとイメージがわかないのが生徒の気持ちです。その疑問や不安を少しでも解消しようというのがこの行事の目的です。空知地域林業担い手確保推進協議会が、主催してくださいました。
協議会会長鈴井様のご挨拶に続き「林業ってどんな仕事」について、トークセッションが行われました。林業に関わる5つの事業体の方々にパネリストとして生徒からの質問に現場の実際の経験を通して、説明をしていただく内容です。
生徒からは林業のやりがいや、危険動物、休日、仕事内容の実際などについて質問があり、とても詳しい回答がいただけました。
生徒の感想を見ると、山の仕事でも意外と事務仕事が多いことや、実は「クマよりもハチの方が危険」への驚き、また、どんな仕事でも働くことは大変なこと、という認識が伝わってきます。また、公務員の仕事の違いなどについても、理解が進んだ様子でした。
後半は、各団体の個別説明会が行われ、5名程度のチームで20分ずつ5つの事業体等の説明を受けました。人数が少ないため、生徒の方が質問されることも数多くありました。それぞれが、紙の資料やスライド、動画などでわかりやすく説明してくださいました。
生徒のまとめでは、若い社員が増えつつあるがもっと欲しい、Aiにはできない仕事、働くには素直なことが大切など、実際に働くことへ前向きな内容が目立ちました。
約3時間ほどの時間でしたが、林業への理解が深まる良い経験となりました。
参加してくださった、松原産業株式会社、空知単板工業株式会社、堀川林業株式会社、有限会社スリースターズ興業、玉田産業株式会社、及川産業株式会社、北海道立北の森専門学院の皆様、会場だけでなく常にフォローしてくださる空知総合振興局林務課の皆様、企画・運営・進行とすべてを引き受けてくださった株式会社北海道アルバイト情報社の土屋様、多くの方々に支えていただきました。誠にありがとうございました。
【森林科学科】2年生視察研修:林業試験場へ
1月19日(月)森林科学科2年生は、北海道林業試験場へ視察研修を実施しました。
視察とは言っても、実際は研究の一部を紹介していただき、今後の学習に生かすためのものです。
前半は、気候変動(おもに温暖化)が樹木の成長や種子の形成にどのような影響を与えるのか?そして、本州から北海道に侵入してきたとみられるカシノナガキクイムシについての状況や研究方法を説明していただきました。
中盤は、ネイチャーポジティブという新たな考え方やドローンを利用した森林調査の方法、樹木の香り成分の効果や利用法、森林を体感するためのVR利用など、多岐にわたる内容をご紹介いただきました。
最後は4つの体験の時間。研究室の設備や研究の一部、葉の標本づくり、木の香り成分を利用したオリジナル香水づくり、VRで森の動物を探索といった内容です。生徒は、興味のある所から巡り、全部を体験した生徒もたくさんいました。
生徒にとっては森林や林業に関わる研究の幅の広さを知る良い機会になりました。また、本来11月に予定していたものをインフルエンザの蔓延で延期していただきましたが、試験場の職員の皆様にはたくさんの内容を用意していただき、大変ありがたく思います。今後とも、生徒の学習にお力添えをいただくことがあると思いますが、よろしくお願いいたします。
【森林科学科】JICA海外協力隊についての特別授業を実施
1月28日、JICA海外協力隊員として昨年までパラグアイに派遣されていた本校教諭 嶺元 麻帆先生より、森林科学科3年生を対象に特別授業を実施していただきました。
森林科学科3年生は、昨年3月にパラグアイ カアサパ農業高校とリモート交流授業を実施しており、その際パラグアイでお世話になったのが嶺元先生でした。
↓リモート授業の様子はこちらhttps://www.iwamizawanougyou.hokkaido-c.ed.jp/bbses/bbs_articles/view/105/d8992f2490cb9baeb870a9125cd25842?frame_id=211
昨年の交流授業を振り返りつつ、パラグアイでの生活や伝統文化、現地の農業高校の様子などについてクイズを交えて楽しくお話しいただきました。
パラグアイで一番おいしかった食べ物は?
牛の脳みそだったとか・・・白子のような味わいだそうです。
伝統手工芸品 ニャンドゥティの意味は?
ニャンドゥティ=くもの巣 とても緻密な刺繍でした。
メッシも愛飲しているという世界三大茶葉
マテ茶のテレレ体験
最初はおそるおそるの味見でしたが、レモンやミントの爽やかな香りや時間とともに変化する複雑な味わいに気がつけば行列ができ、パラグアイの「共有」する文化を体験しました。
最後に「移動距離=成長」というメッセージをいただき、まもなく新しい世界へ旅立つ3年生にとって、これからの自分の進む道を考える、良いきっかけを与えていただきました。
自分たちの学んでいる専門的な知識や技術がいつか世界のどこかで役に立つ、そんなことを実感した授業でした。嶺元先生ありがとうございました。
【森林科学科】北の国森林づくり交流発表会
2月18日(水)、北海道大学を会場に行われた北の国・森林づくり技術交流発表会に、2,3年生森林立地環境班の代表生徒3名が参加しました。
北海道森林管理局主催の発表会で、森林管理局の皆様や、大学、研究機関などから多くの発表が寄せられました。森林のそのものだけでなく、木の新たな利用、木育、SNSなど、森林に関わる活動の幅広さに驚きました。
さて、緊張しながら迎えた発表。演習林のミズナラをはじめとした広葉樹の調査についての発表を行いました。
審査員の先生方からは、質問やアドバイスをいただき、少しほっとした感じでした。
午後はポスター発表の説明です。他の専攻班の活動内容を説明するのが役割です。自分たちの活動ではないものの、普段からお互いに意識し合っているからなのか、難なく答えることができました。
また、国家公務員として働いている先輩方も様子を見に来て声をかけてくれました。互いに元気な姿を見て、とても安心しました。
北海道大学には色々な人が訪れていたこと、とても広いことを実感することができました。記念にクラーク博士像の前で、1枚撮らせていただきました。
行く前は不安ばかりでしたが、多くの方々のお陰で森林に関わる皆様の温かさに触れることができました。来年は後輩たちに託すことになりますが、意義の大きな機会にしてほしいと思います。
【森林科学科】1年生の冬山演習林実習を実施しました!
森林科学科1年生は、2月18日(水)に有雪期の演習林実習を実施しました。
今年の空知管内は、例年になく降雪量が少ないものの、林内の雪原を駆け回る動物たちの姿や、夏場には笹や傾斜地などで入ることのできない場所にも足を踏み入れるなど、たくさんの発見をした1日となりました。
その後は、演習林宿舎に戻り、積雪層の観察調査となります。
「雪は天から送られた手紙である(中谷 宇吉郎先生)」の言葉のとおり、今年の積雪状態を色水を使って観察し、雪崩の起きる仕組みなどを全員で学習しました。
いよいよ3月に入り、1年生も学びのまとめに入ります。
今年度の学習を丁寧に振り返りながら、2年生に向けた準備を進めていきましょう。
【森林科学科】新年度に向けて
学校の見本林でフクジュソウが咲き始めました!
漢字で書くと「福・寿・草」です。雪の中から春を先取りするように咲き始めることから、昔から縁起のいい花として喜ばれてきました。
この花の良くできているところは、花弁(花びら)が光を反射するようにキラキラしているところ、それと、花弁全体の形が放物線(パラボラ)になっていることです。太陽の光をおしべに集めて温める。すると、花粉を運ぶ昆虫が飛んでくる、というしくみです。一番手前の花を拡大すると、ほら虫がいます。花弁の反射もみえるでしょうか?
こんな風景が校内で見られるのも、岩農の恵まれたところです。新たな年度に入り、8日からは2・3年生、9日からは新1年生を迎えて、また学校に活気が戻ってきます。今年度もよろしくお願いします。
【森林科学科】放課後実習始まりました
新学年が始まり、放課後実習が始まりました。まずは2年生のシイタケ実習です。
シイタケ実習とは、シイタケの採れるほだ木をつくる、とてもわかりやすい実習です。
材料①は左の写真、ミズナラの木です。北海道ではこの木を使います。この材がシイタケ菌の栄養になるのです。
材料②がシイタケ菌です。形成菌という、作業が楽でかつ定着しやすい優れものです。乾燥に弱いので、濡れタオルで保護しながら作業します。
授業中に穴を空ける場所に印をつけておきました。あとは、穴を開けて菌を植え付けるだけ。
穴開けは、電動ドリルでの作業となります。木工実習にならい、手袋はしませんが、ケガをしないように押さえる手の位置に気をつけます。また、樹皮面に対して、垂直に穴を開けることが大切です、生徒が「一番難しい」と言って苦心しています。概ね20~25個ほどの穴を開けたらすぐに植菌の作業に送ります。
植菌は穴の中に、ひたすら菌を埋め込んでいきます。注意するのは、深く埋めすぎず、表面を樹皮と同じ高さにすること。穴開けもそうですが、すぐにコツをつかんでいきます。
こうしてできあがった榾木(ほだぎ)は、菌を確実に回すための仮伏せという工程に入ります。湿度と温度を高め、菌が確実にミズナラ材の中に成長するのを促します。そのために、井桁に積んでいきます。乾燥を防ぐための寒冷紗と最終的に水を補給するための穴あきホースが設置されます。
こうして、菌が榾木にまん延するまで約半年かかるので、きのこの発生は来年の春からになります。ということで、販売は来年です。
さて、5月16日(土)には、毎年恒例のグリーンフェアがあります。
ここでは、現3年生が昨年仕込んだ榾木を販売いたします。今年度の販売から、シイタケ菌の品種が変わりました。これまで購入してくださった皆様も、旧品種と比較などしてみてはいかがでしょうか?
現在、原木シイタケのシェアはわずか7%ほど、大変希少な存在です。菌床栽培にはない歯ごたえを是非体感してください。
【森林科学科】チェーンソー教育講習を開催しました!
森林科学科2年生は4月21日(火)から3日間、一般社団法人北海道林業機械化協会様の御協力のもと、「伐木等の業務に係る特別教育(チェーンソー教育講習)」を開催しました。
初日の座学講義では、機械の構造や安全確認の方法、林業現場における事故事例とその発生原因を学び、その後の実技では、初めて握るチェーンソーの重さと振動は想像以上だったようでした。
少し戸惑いも感じながらも、講師の先生のお手本を真剣に確認する姿が印象的でした。
本講習後は、月形演習林にフィールドを変えて、実践的な林業の学びへと発展させていきます。
目指せ!森林・林業のスペシャリスト!
【森林科学科】苗畑での実習スタート
4月30日(水)、森林科学科2年生が苗畑での実習をスタートさせました。苗畑で最初に行う実習は床替えです。
床替えとは、成長に合わせて苗木をより広い間隔に植え替えていく作業です。昨年秋に冬の寒風や積雪を避けるために掘り起こし、仮植していた苗木を苗畑に植えていきます。
先輩たちが種まきをしたトドマツやエゾヤマザクラ、ミズナラ、さし木によって繁殖させたニオイヒバ、北海道林業試験場や北海道山林種苗協会より提供していただいたトドマツやグイマツ、クリなど、本校の苗畑では、12種おおよそ1000本の苗木を育てています。
大きく育った苗木は、3年生の手によって月形演習林や校地内に植栽されます。
いつもより春の訪れの早かった岩見沢では、床替え実習も例年よりも1週間ほど早く実施しました。今後、苗木が順調に育っていくように放課後実習などでしっかり管理していきます。
【森林科学科】演習林実習始動
5月12日(火)今年の演習林実習が始まりました。例年どおり、3年生からのスタートです。
初めに御神木への安全祈願を行いました。
専攻班ごとに4列で並びましたが、きれいに並べるようになったのを見て生徒たちの成長を感じました。
午前中の実習は、植樹です。今回は、カラマツ、アカエゾマツ、ミズナラの3種類を植えました。ミズナラついては、まとめて植えるのではなく良い場所を探して移動しながら作業を行いました。3年生は、プロジェクト活動を行う専攻班単位で行動することが多いのですが、それぞれのチームワークを活かしてスムーズに活動できました。
午後は専攻班ごと、それぞれのテーマに沿った活動を行いました。広葉樹の研究を行っている森林立地環境班は、林内に設置した看板の点検や、樹木や研究用に植樹した木の位置をGPSで記録するなどの活動を行いました。
久しぶりの演習林実習で、結構疲れた様子でしたが、まずは無事に終えることができました。
今年も充実した実習を展開できるよう、準備・体力・集中、しっかり整えてがんばりましょう!
【森林科学科】1年生 初めて演習林実習
5月13日(水)、森林科学科1年生は入学して初めての演習林実習を行いました。この日のテーマは、演習林の踏査です。先生方の説明を聞きながら、森林の見方、樹木の種類などを学んでいきます。
途中、エゾシカの足跡、クマゲラの痕跡、カエルの卵を発見し、森の中には様々な生き物が生息していることを実感しました。
最後に、前日に3年生が植栽を行った場所で、「ヤッホー大会」を行い、しっかりやまびこが返ってくることを確認しました。
6月からは本格的な保育実習が始まります。それまでに、しっかり体力をつけ、暑さに備えましょう!
【森林科学科・5月のできごと①】3年生 木育班の活動紹介!
森林科学科3年生の木育班では、科目「課題研究」で展開しているプロジェクト学習(地域の課題解決学習)の一環として、様々な企業と連携した森林・林業の普及活動を行っています。
今年度は、石屋製菓株式会社のグループ企業「株式会社150Fプランニング(本社:北海道札幌市)」の皆様にコーディーネーターとアドバイザーに加わっていただき、コラボ先企業には「日本理化学工業株式会社(工場:北海道美唄市)の商品「キットパス」を活用することになりました。
そして大事な研究主題は「キットパスを活用して木育をどのように広めていくか」。そのために、木育の教材開発をすることに決定!
1回目の顔合わせでは、両社の担当者の皆様から講義をいただきながら、実際に自分達がキットパスを体験し、使い心地や色の伸び具合などを確認しました。
次回、木育班全員で工場を訪問し、「キットパス」がどのような行程で作られているのか、自分たちの目で確認する計画です。
そして、最終的なコラボ作品の披露は、9月に札幌さとらんどで開催される「ALL HOKKAIDO 食の学校祭」で行う予定です!
一体どのような教材が開発できるのか、今後の活動にご注目ください!
【森林科学科・5月のできごと➁】モノづくりの最先端技術を見学しました!
森林科学科2年生は5月28日(木)に、大和ハウスプレミストドーム(札幌市)で開催された「北海道土木・建築 未来技術展2026」にバス研修として行ってきました!
このイベント名を見ると「土木」「建築」という言葉が並んでおり、一見「林業と何の関係が…?」と感じるかもしれません。
ですが、本校の森林科学科では授業として「測量」や「建築工法」も学習しているため、実は林業ととっても関係の深い領域になります!
当日は、全国各地から集まったICT技術の最先端に取り組む企業ブースを見学しながら、数多くのICT技術を体験するとともに、スペシャルトークショーとして、北海道コンサドーレ札幌O,N,O 小野伸二さんのお話も全員で聞くことができました!
今回、森林科学科のためにご尽力いただきました、ミライコレクション実行委員会の皆様には、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございます。
そして、次の行事は6月のインターンシップ実習(職業実習)です!
貴重な学習機会を有意義なものにするため、事前学習を丁寧に進めていきます!
【森林科学科・5月のできごと③】2年生 演習林実習を行いました!
森林科学科2年生は、今年度初めての演習林実習を実施しました。
今回の実習テーマは「チェーンソーと刈払機の技術習得」です。
特に今年は季節の進みが早く、当日も暑い中での実習となりましたが、熱中症対策は入念に行いつつ、先日行われた講習会の内容をあらためて全員で復習しました!
林業は魅力ある仕事である一方で多くの危険が伴います。ですが、それぞれの機械を正しく扱えば、事故を起こすことはありません。
一人ひとりの習熟度に合わせて、しっかり知識と技術を学び、森林・林業のスペシャリストとなるための学びが始まっています!
【森林科学科】3年生 最後の宿泊演習林
森林科学科3年生は、6月11日(木)~12日(金)に、宿泊演習林実習を実施しました。
最後の宿泊演習林ということで、生徒には特別な思いがあるようでした。
1日目の活動は、調査や林道整備などを専攻班ごとに実施しました。山を歩いていると、他の専攻班の声や刈り払い機の音などが聞こえ、離れているけれども、活動の気配をお互いに感じられました。
今年の宿泊は、道民の森神居尻地区のコテージです。
夕飯のメニューはカレーライスです。専攻班ごとに調理を行い、それぞれの味で夕食をいただきました。
夜は、お風呂と活動記録のあと、天体観測を行いました。夏の大三角形やさそり座などが見えましたが、霧がかかってきて、見えたり見えなかったり。昼間の活動の疲れで、「早く寝たい」というつぶやきも聞こえましたが、みんな楽しい時間をすごせたようでした。
2日目です。寝坊することなく全員がラジオ体操前の集合時刻に結集。朝食をとり、再び演習林に移動。
今日の内容は、まず1ヶ月前に植えた木の状態の確認。
その後、専攻班ごとに森の中にあるものを題材にしたクイズラリーを行いました。 問題としては、樹種名や科名など基本的なものから、距離や樹高、葉の長さなどを道具を使わず推定したり、俳句(川柳)をつくったりしながら、宿舎に向かいます。宿舎に着いたら宿舎の外壁ブロックの数を数える最終問題が待っていました。
すべての解答を終え、提出したところで昼食準備開始。施工班ごとにうどんの味付けを考えてそれぞれにスープを作ります。そこに、ゆでたうどんを投入していただきます、という流れです。味は自己責任ということですが、頑張って作った食事、それぞれに美味しくいただけました。
掃除と片づけを済ませ、 バスに乗って学校へ。たった1泊ですが、結構疲れたのか、ほとんどの生徒がぐっすり。
専攻班ごとの活動を中心にして、いろいろな活動を行いました。最後の宿泊演習林実習の活動を無事に終えることができたのが、一番の成果です。今後も、団結を深めて活動進めていきましょう。
【森林科学科】1年生 演習林での下刈り実習
6月10日(水)、森林科学科1年生は第2回目の演習林実習を行いました。今回の内容は、造林鎌を使っての下刈り実習です。3年生が5月に植栽したカラマツ、アカエゾマツの造林地の下刈りを行いました。
大きな造林鎌を手に、苗木を切らないように注意しながら慎重に草を刈っていきます。 この日は比較的涼しかったため、皆バテずに最後まで取り組むことができましたが、慣れない山での作業に「はやく2年生になって刈り払い機を使えるようになりたい!」という声も。
午後からは、林内を歩きながら樹木の葉を採取し、宿舎で樹木の同定を行いました。
第1回目の実習で学んだトドマツ、イタヤカエデ、ホオノキ、ミズナラ、シナノキなどは比較的スムーズに名前が出てきたものの、初めて見た樹木の葉については、図鑑と照らし合わせながら樹種を特定していきます。
この日は初めて宿舎を利用したため、先輩たちが受け継いできた「山の誓い」を確認しました。
次は6月25日(木)に第3回の演習林実習が行われます。次回も怪我のないよう、しっかり取り組んでいきます。
【森林科学科】1年生 第3回演習林実習を実施
6月25日、森林科学科1年生は第3回目の演習林実習を行いました。
下草が成長するシーズンであることから、第2回に続き植栽地の下刈り実習を行いました。大鎌を使うのも2回目となると、背の高い草もスムーズに刈れるようになり、間違えて苗木を刈ってしまうこともなくなりました。
植栽地に加えて9月に行うコンパス測量の路網の草刈りもあわせて行いました。
午後からは演習林内を歩きながら樹木の同定を行いました。前回は葉だけを観察しましたが、今回は実際に森を歩くことで、自然に生育している様子や樹皮、樹形や果実からも情報を得ることができます。
難しいものは、先生方からヒントをもらい、樹木図鑑と照らし合わせながら観察しました。
今回で、夏休み前の演習林実習は終了です。まだまだ、体力が足りないという感想も見られますので、夏休み中にしっかり体力をつけ、9月からの実習に備えてほしいと思います。
【森林科学科】北海道削ろう会での木育体験ブース出展
6月25日、森林科学科3年生が北海道大工ネットワーク主催 北海道削ろう会交流大会に、木育ブースを出展しました。この大会は、北海道の大工さんや建築を学ぶ学生の皆さんがカンナの薄削りの技術を競うもので、今年で第7回目を迎えます。
私たち森林科学科は、木の枝や木の実、押し葉を使ったネイチャークラフト体験として、昆虫や動物の模型を作っていただきました。
今年も大人から子どもまで、多くの方々に楽しんでいただけました。なかにはリピートして2つめの作品を作る子どもたちも。
一般の方向けのカンナ削り体験もあり、本校生徒たちも体験させていただきました。教えてくれたのは本校卒業生で、現在、武部建設株式会社に勤務している松本さんです。
こちらは決勝戦の様子です。何ミクロンという薄さの中での競い合いです。普段の学習では見ることのできない技術を目の当たりにし、大変貴重な経験となりました。ありがとうござました。
【森林科学科】木育班が園児を招いて木育体験を開催!
森林科学科3年生で木育班を選択している生徒10名は、6月29日(月)に岩見沢市内の「日の出保育園様」の年長さんをお招きし、「木育体験講座」を開催しました!
日の出保育園様とは、両機関の連携事業として、北海道発祥の「木育」を通じた共同学習を実施しており、今年度で7年目を迎えます。
もちろん、体験内容の組み立ては本校の生徒が主体となり進めていきます!事前準備では、自分達が日ごろ学んでいる「森林・林業」について、幼い園児のみなさんに、どのように説明すれば理解してもらえるか、全員でアイディアを出し合い、試行錯誤しながら当日を迎えました。
今回の木育体験が園児のみなさんとの「はじめまして!」になるため、自分の特技を披露しながら、自己紹介タイムを行いました!
(↑の生徒は、マジックを行いながら、園児のみなさんに名前を覚えてもらっています)
お互いの自己紹介後は、待ちに待った「お名前カードづくり」に挑戦です!空知単板工業株式会社様(本社・赤平市)からご提供をいただいた、薄い木の板を使い、ひらがなスタンプで自分の名前を押して完成させていきます。園児のみなさんは、昨年度の年中さんのときから、このカードを見ていたため、手際良く完成させることができました!
完成後は、「仲間のしるし」となった、お名前カードを付けて林内に入り、全身で遊んでいきます!
今年度、高校生が設定した学習テーマは「葉っぱの形を理解しよう!」と決めたため、園児のみなさんには、探検ゲーム方式で「ギザギザの葉っぱ」や「まあるい葉っぱ」を一緒に観察し、理解を深めました。
木育体験終了後には、高校生がチェーンソーを使った丸太切り(玉切り)の披露や、製材機から出てきた木が形を変えて板になっていく様子、チッパシュレッダを通ると葉や枝が粉々になっていく迫力ある様子などを見学してもらいました!
最後には、みんなでお昼ご飯を食べて、お別れの挨拶を行い、無事に終了です!夏休み明けには2回目の木育体験も予定しています!
今回、自分たちの学んだ知識や技術をどのように表現し、伝えることができるのか、高校生にとって貴重な学習機会となりました。
今年度も、このようなご縁を頂きました、日の出保育園の皆様には心より感謝申し上げます。
学校情報
〒068-0818北海道岩見沢市並木町1-5
TEL 0126-22-0130
FAX 0126-22-5362
※本校ホームページ内の画像・動画の転載、複製、改変等はいかなる場合も禁止します。