日頃の学習活動

森林科学科の様子

第2回 木育、子ども椅子作家展参加

 5月25・26日に苫小牧市文化交流センターにて行われた『第2回 木育、子ども椅子作家展』に森林資源活用班が参加いたしました。当日は、日ごろ実習で製作した木工品の展示やペン立て体験など、森林科学科の学習の成果を知っていただく良い場となりました。

 当日は、苫小牧市長のご臨席の下、生徒もテープカットに参加させてもらいました。

 子どもたちにも、ペン立てやお絵かきなど体験していただき、少しでも木に関心を持ってくれればと思い『木育』をしてきました。また、子どもたちが座っているベンチは、昨年から試作している収納可能なベンチです。まだまだ、改良は必要ですが販売に向けて製作しています。

 今後、森林資源活用班は学校祭での木工品販売に向けて商品の製作をしていきますので、是非、学校祭(7月12日)に来店してください。

【森林科学科の様子】床がえ実習

 苗木は、学校の苗畑で数年かけて育ててから、初めて山に植えることができるようになります。

秋のうちに一度掘り返した苗木を、再び苗畑に戻す作業を床がえといいます。2年生の実習の様子をお伝えします。

 苗木を植える位置は、植樹と同じように割り箸で目印をつけてあります。同じ間隔で植えた方が、管理も生育も安定します。

  植え方も植樹と同じです。まず、根の張りよりも大きめの穴を掘ります。そこに苗を浮かせておき、少し震わせながら土を入れていきます。

 

最後に苗を軽く引っ張りながら根の周りの土を足で踏み固めていきます。

こうして、少しずつ大きくして、丈夫な苗を育てていきます。3年生になると、この苗の一部を持って演習林に植える実習が待っています。

 

 

 

【森林科学科】演習林実習スタート

 5月12日今年度の演習林実習がスタートしました。

 トップバッターは3年生。はじめに宿舎前にある御神木のシナノキに、今年1年間怪我なく実りある実習ができるように祈願しました。

 続いて2グループに分かれ、ミズナラ、カラマツ、F1グイマツなどの植樹を行いました。今年植樹を行ったのは、昨年、自分たちで刈り払い機を使って地ごしらえをした場所です。

 植樹を終えてやりきった感のある1枚

 まだ雪の残るピンネシリ山を眺めながら昼食タイム。木々が開葉し始めており、美しい山並みが広がります。

 急に気温が高くなり、最初の演習林実習としてはなかなか厳しい環境でしたが、さすがは3年生です。予定時間よりも30分早く作業を終えていました。頼もしい限りです。

 次回以降は、各専攻班ごとに分かれての活動となります。残り6回、月形演習林を満喫してください。

 

 

【森林科学科】グリーンフェアへのご来場ありがとうございました

 5月10日に行われたグリーンフェアでは、雨のなか多くのお客様に来場いただきました。ありがとうございました。

 森林科学科では、これまで作りためてきた木工品や3年生が昨年の春に植菌を行ったシイタケの原木を販売しました。木工品の販売は、本校の木材を使った木工品の開発・製作を行う森林資源活用班が、シイタケ原木の運搬は、シイタケ原木となるミズナラの調査研究を行う森林環境立地班が担当しました。 

 また、体験ブースでは白樺ウッドボーリング、白樺樹液の試飲、トドマツ積み木を体験していただきました。担当したのは森林経営班です。いずれも演習林から伐採した木や校地内で採取した樹液を使っています。

 白樺ウッドボーリングは、幅広い年齢層の方に楽しんでいただくことができました。次のイベントに向けて、より良いものに改良を重ねていきます。

 次回の木工品販売は7月12日(土)の学校祭を予定していますが、今年は岩農ショップにも少しずつ木工品を提供していきます。ぜひ、来店の際は、お手に取ってみてください。

 

 

 

【森林科学科】スプリングエフェメラル 来訪

 ようやくエゾヤマザクラが咲き始めた5月1日、森林科学科2年生は「森林科学」の授業において春の林床植物の観察を行いました。

フクジュソウは春一番に花が咲くため、もうほとんどが花の終わりを迎えていました。

エゾエンゴサクは今が満開

今年はいつもより花色が水色、紫、白、ミックスとバリエーションに富んでいます。

キバナノアマナ その名の通り花は甘い?

アズマイチゲ

ニリンソウはこれからが咲き始め

これらの花々はスプリングエフェメラル(春の妖精・春植物)と呼ばれ、落葉広葉樹が葉を開く前の明るい森の林床で一気に花を咲かせ、受粉を行います。

 

観察していると生徒から「なんじゃこりゃー!!!」という叫び声

美しい花々とともに、トガリアミガサタケが大発生。

ユニークな姿のキノコに生徒たちも興味津々です。

春の限られた時期だけに見られるスプリングエフェメラルやアミガサタケ。生徒たちにとってはすべてが学びになります。