日頃の学習活動

森林科学科の様子

【森林科学科】3年生(3F)のようす ~いよいよ学びの集大成へ!~

 12月8日(金)に、森林科学科1~3年生が集合して「森林科学科部会 年度末総会」と「森林科学科部会 実績発表会」が開催されました。

 この学科行事は、1年間の森林科学科に関わる事業を確認しながら、学科予算の執行状況、今年度の反省や次年度への課題などを総会形式で審議します。森林科学科部会長の挨拶で「今年度はたくさんの場面で活躍することができました!」とあったように、学校を飛び出して外部で学習したり、活躍したりする姿がたくさんあったように思います。

 その後の「実績発表会」では、学科内にある4つの専攻班が1年間かけて取り組んだ研究成果について、プレゼンテーション形式で発表しました。

 各班の発表題は以下のとおりです。

【森林立地環境班】月形演習林と見本林を豊かに、身近に
【木育班】 世界に広がる木育R5. ~OPEN WORLD~
【森林資源活用班】 林道整備をするとともに間伐材を有効活用する
【森林経営班】 先輩方から引き継いだ月形演習林の未来
        ~トドマツ人工林の育成複層林化へ~

 これらの発表のうち、森林資源活用班と森林経営班は「校内実績発表大会」に出場が決定、木育班は北海道大学で行われる「林野庁主催 令和5年度北の国・森づくり技術交流発表会」に出場します。

 

 いよいよ、3年生の登校日数も約20日!

 級友との思い出を深めながら、一つでも多くのことを学び、岩農林科を卒業して欲しいと思っています。

 

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【森林科学科】2年生(2F)のようす ~便利だからこそ気を付けて…~

 森林科学科2年生では、先週の1年生に引き続いて木工実習が始まっています。1年生の頃はモーターや電力などを使わない「手工具」を用いた工具が中心の実習でしたが、2年生になると動力機械を使用しながら制作する実習へとレベルアップします。

 今年度は、自分たちで伐採(*チェーンソーで木を倒すこと)をした、本校演習林産のトドマツ材を活用した「椅子づくり」に挑戦です。

 2Fの生徒たちは安全に十分配慮しながら、木材の厚さを調整する「自動送りかんな盤」や小角材をカットする機械「昇降丸のこ」を使用して、安全に配慮しながら慎重に、そして丁寧に取り組んでいます。

 1年生のときの成功と失敗を生かして、どんな椅子が完成できるのか、これから楽しみです。この実習はグループに分かれて12月中旬まで続きます。

 

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【森林科学科】1年生(1F)のようす ~寒い冬が来る前に…~

 最近の岩見沢市は気温差が大きくなり、敷地内にある見本林の紅葉も一段と美しくなってきました。そんな中、1Fでは圃場(ほじょう)にある苗木の仮植(かしょく)実習を行いました。この仮植とは、積雪による折れや、寒風による傷みから苗木を守るために、一度掘り取りし、根切りなどの処理を施したあと、斜めに寝かした苗木に覆土をする実習となります。少し肌寒い中の実習となりましたが、1年間育てた樹木をクラスで協力し、丁寧に扱ってくれました。

 そして、1年生の放課後実習では手工具を用いた”木箱実習”(木工実習)も始まっています!のみや鉋(かんな)、鋸(のこ)など、慣れない工具に試行錯誤しながらも、木材加工の基礎を学んでいます。一体どんな木箱ができるか!?これから楽しみです。

 

 

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【森林科学科】(特集)快挙!3年生 平板測量の全国大会で優秀賞を受賞!

 タイトルのとおり、農業クラブ全国大会の競技種目として開催された「平板測量競技」で、森林科学科3年生4名が10年ぶりの全国優秀賞に輝きました!本当におめでとうございます!

 この全国大会。優秀賞に輝くことはとても狭き門となります。全出場チームのうち、測量器を正しく・丁寧に扱いながら、精度の高い図面を仕上げ、面積較差(図面と計算のズレ)を抑えることのできた、約1/3のチームしか選出されません。出場した生徒4人は、2年生の頃からコツコツと練習を積み重ね、時には原因不明のスランプになるなど思い通りに上手くいかないこともありました。ですが、自分たちで課題を見つけ、着実に技術を磨いてきました。大会当日までに50枚以上の図面を完成させたほどです。そんな3年生の姿を見て、測量競技に挑戦する後輩もできました。自分たちのゴールは全国最優秀賞ではありましたが、仲間と一つの目標に向かって努力した経験は、生涯の財産になったと思います。

 残り少ない高校生活ではありますが、級友と過ごす一日一日を大切に過ごして欲しいと願っています。

 

☆全国優秀賞までの軌跡(記録写真)

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【森林科学科】空知管内林業就業セミナーを開催!

 12月7日(木)に、空知総合振興局で「令和5年度空知管内林業就業セミナー」が開催され、森林科学科2年生が参加しました。この行事は、進路選択を次年度に控えた2年生が、管内の林業事業体の方々と交流を深め「職業理解」と「働く意味」について考えることを目的としています。

 当日は(株)北海道アルバイト情報社プロジェクトディレクターの土谷様から講話をいただき、その後は2年生と事業体の皆様でいくつかのグループを作って「林業で働くとしたら何が大切?」をテーマに、付せんを活用したフレームワークに挑戦しました。その後は、業務内容も説明いただき、高校生の考えや夢、企業側の想いや願いなどを共有した有意義な時間となりました。

 ご協力いただいた林業事業体の皆様、ありがとうございました。

<主催>

 空知地域林業担い手確保推進協議会の皆様

<ご参加いただいた林業事業体>

 玉田産業株式会社様、及川産業株式会社様、千歳林業株式会社岩見沢支店様、堀川林業株式会社様、有限会社スリースターズ興業様、そらち森林組合様、北空知森林組合様

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【森林科学科】先輩来校

1月18日、令和元年度森林科学科卒業生の松本剛尚さんが来校しました。松本さんは現在、高校時代からの目標であった大工として、武部建設株式会社に勤務されています。

この日は、木工品を制作する森林資源活用班に対して技術的なアドバイスをしていただくとともに、2、3年生に向けて、自分の経験を元に高校生活の過ごし方や社会に出るにあたっての心構えをお話しいただきました。

お話しの後には、鉋かけの実演もしていただき、生徒たちも興味津々の様子でした。

松本さん、休日を返上しての来校ありがとうございました。

森林科学科は、森林・林業、木材産業、建築業と多様な分野に卒業生を輩出しています。

 

【森林科学科】3年生(3F)のようす ~木育班が北大で今年度の成果を発表!~

 2月15日(木)に北海道大学・学術交流会館で、北海道森林管理局主催「令和5年度 北の国・森林づくり技術交流発表会」が開催されました。

 この大会は、森林整備・保全の推進と林業・木材産業の貢献、情報共有を目的に、様々な機関や団体が参加してコンテスト形式で実施されます。

 本校・森林科学科からは、木育班の3年生が出場し「北海道岩見沢農業高等学校における木育の取組について」という題目のもと、市内日の出保育園との連携事業や、岩見沢市の姉妹都市アメリカ合衆国ポカテロ市との木育を通じた文化交流など、今年度の成果を発表しました。

 大会結果は全道優秀賞に輝き、会場で北海道森林管理局長の吉村 洋様から賞状の授与がありました。

 これで3年生のプロジェクト学習は終了です!

 いよいよ、残すは3月1日(金)の卒業式が最後となります。

 3年生全員が元気に登校してくることを学科職員一同、心待ちにしています。

 

 

 

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【森林科学科】1年生(1F)のようす ~冬の演習林の景色とは!?~

 森林科学科1年生は2月16日(金)に、今年度最後となる演習林実習を実施しました。今回の実習は、雪の層を調査して雪崩などの理解を深めるとともに、スノーシューを履いて林内を歩き、動物の足跡や食痕、糞などを観察し、生態系を理解することなどを目的にしています。

 多くの生徒が初めて履くスノーシューに苦戦しながらも、すぐに歩き方や脱着のコツなどを掴んでいたほか、積雪深の調査では班員と協力して、地面(土)が見えるまで雪を掘り進め、約170cmにたどり着いた頃には「暑い!」「やっと見えた!」と、笑顔がこぼれていました。

 人間の足跡が無い大雪原の景色で取り組む実習は、夏の演習林では学べない、多くの経験をしてくれたようでした。

 

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【森林科学科】2年生(2F)のようす ~地域との木育コラボイベントを開催!~

 森林科学科2年生・木育班は、2月17日(土)~2月18日(日)にかけて、三井アウトレットパーク札幌北広島で開催された「空知おいしいものマルシェ」に、木育ブースを出展しました。

 このイベントは、空知信用金庫様が中心となり、岩見沢市近郊の自治体の皆様が参加する、地域振興型の共同イベントとなります。

 森林科学科・木育班は、日本理化学工業株式会社様の消えるクレヨン「キットパス」とコラボし、間伐材を活用したクレヨンボードのお絵描き体験などを運営しました。

 当日は、北広島市という立地もあって、日本人だけではなく外国人の方など、たくさんのお客様にご体験いただき、自分たちで準備したキットすべてを提供することできました。

 今回の振り返りをもとに、今後も試作品を重ね、よりよい木育が地域に提供できるように、そして木の素晴らしさを伝えられるように、今後も活動を継続していきます。

 

空知信用金庫 地域支援部長の小川様との記念撮影

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