日頃の学習活動

森林科学科の様子

【森林科学科】1年生演習林下刈り実習

 6月19日(水)森林科学科1年生は、演習林での下刈り実習を実施しました。1回目は見学的な内容でしたので、これが実質的に初の実習となります。

 下刈り鎌(大鎌)は、刃が人の顔以上ある大きな鎌で、植栽した苗木に光が当たるように周りの草を刈っていく保育作業です。植栽した苗木の目印を確認して、草だけを刈っていきます。今回実施したのは、カラマツを主体とした植栽地とミズナラの植栽地。それぞれの目印と葉などの特徴を確認してから、刈り始めます。何本かの木を守っているうちに樹木も刈り方も身について、山もすっきりとしました。

 協力して木を守ることができた実習でした。

【森林科学科】3年生最後の宿泊演習林を実施しました!

 森林科学科3年生(3F)は6月13日(木)から14日(金)にかけて、宿泊を伴う演習林実習を実施しました。今年度の宿泊実習は、演習林宿舎ではなく、事情により道民の森(神居尻地区)コテージの利用となりました。

 3年生の実習は主に4つの専攻班に分かれて、プロジェクト活動を実践します。各班とも、広大な演習林内をたくさん歩いて、たくさん汗をかきながら、今日まで身に付けた知識や、機械を扱う技術など、学びをフル活用させた実習となります。

 夕食後には、合同学習会を開催したり、その後の自由時間では友達と色んな話で盛り上がったりと、思い出いっぱいの実習となりました。

 次回の演習林実習は7月19日(金)の予定です。

 

【森林科学科】山地災害から命や財産を守るために~山地防災教室を開催~

 森林科学科3年生(3F)は5月31日(金)に、北海道地すべり学会様のご指導のもと、「令和6年度山地防災教室・野外巡検」を開催しました。

 この研修は、水源山地において森林を保全・育成することで土砂災害の防止や洪水の緩和など、森林の公益的機能を発揮する治山事業について、実際に現地を見ながら学んでいくことを目的としています。

 当日は当別町にある「治山の森」を中心に、渓流工事や山腹工事など、教科書に掲載されているものを自分たちの目で確認し、教えていただきながら、地すべりの大きさや強さを実感しました。

 毎年、ご協力をいただいている、北海道地すべり学会の皆様には心より感謝申し上げます。

 

 

【森林科学科】1年生初めての演習林実習

 森林科学科1年生は5月29日(水)に初の演習林実習を行いました。今回の目標は、まず「森を知ること」です。天然林・人工林、針葉樹・広葉樹など、基礎的な分類や動物の痕跡、場所ごとに森の環境が違うことなどを体感しました。また、身を守るための決まり事やその理由なども理解することができたようです。

 当日は雨の予報でしたが、どうにか雨に当たらず無事に帰ってくることができました。

 次回からは、実際に森林を守るための実習が始まります。これからもケガなく事故なくがんばりましょう!

 

 

 

 

【森林科学科】北海道植樹祭の様子

 5月19日(日)苫小牧市 苫東・和みの森で開催されました、「北海道木育フェスタ2024 第74回北海道植樹祭」に森林科学科2・3年生20名が参加しました。

 参加といっても、生徒の役割はおもにスタッフとしての式典や植樹のサポートです。式典では、「緑の宣言」を行う児童たちの先導役、植樹の場面では植樹を行う参加者の皆さんへの苗木の配布や片付け、獣害防止用のネットを取り付ける棒の設置、植樹後の点検等の仕事を受け持ちました。

 同時に、木育ブースでは、参加者のみなさんの記念にトドマツブロックのマグネットの製作コーナーを展開。参加記念の文字を焼き付けたブロックをやすりで仕上げて、磁石を貼るという作業ですが、訪れた参加者の皆さんはとても集中して取り組んでくださいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

みなさん、お疲れ様でした。

【森林科学科】1年生の専門教科の様子

森林科学科の学習風景をご紹介します。

①森林科学:森林の学習で欠かせないのが、樹木学習です。森林科学では樹木の定点観察を行っています。番号をつけた樹木を継続的に観察することで、観察眼や樹木の生育を学びます。ここで活躍するのが樹木図鑑。今まで、ただの「木」だったものにしっかり名前があることを知るのです。

農業と環境:森林科学科だからといって、常に森林の中で活動するとは限りません。学校の圃場では苗を育てています。1年生では、基礎的な農作業を通して、器具の使い方や実習の心構えを身につけるために、ジャガイモ栽培に取り組んでいます。先日は、ジャガイモの植えつけを実施しました。グループで協力することも実習の大きな目標です。

【森林科学科】 森林資源活用班

森林科学科3年生の専攻班活動、今年度も始まりました。森林資源活用班は、『廃材の有効活用~商品開発を目指して~』のテーマで活動を開始。

 商品開発第1弾として、空知信金さん協力のもと、暁 パティスリーフルタ清田店様の店先にベンチを置かせていただいています。北海道の冬は長いため、収納できるよう折りたたみのベンチを作成。そのベンチをグリーンフェアで展示し『是非買いたい』とお客様の声がありました。期待に応え、学校祭の販売に向けて生徒は制作に頑張ります。

20240511_090517.jpg

【森林科学科】2年生演習林での伐倒実習を実施

 5月9日、3年生に続いて2年生も第1回目の演習林実習を行い、直径10~16cmほどのトドマツの小径木をノコギリで伐倒しました。

 木を倒す方向を決め、受け口、追い口、切り残し、と4月に学んだ伐木等特別教育をもとに慎重に作業を進めます。生徒たちからは「頭では分かっていても、実際にやってみると難しい」「木が倒れたときは達成感を感じた」といった感想があがっていました。

 月形演習林は、ちょうど芽吹きの季節を迎えています。山全体にアカイタヤの春紅葉が見られ、林床にはエゾエンゴサクやニリンソウが咲き、春ならではの山の景色となっていました。

 次回からは、いよいよチェーンソーや刈り払い機を使った実習が始まります。

【森林科学科】令和6年度 演習林実習がスタート!

 森林科学科3年生(3F)は、5月8日(水)に演習林実習を実施しました。

 毎年、3年生が全学年通して最初の実習となります。

 実習前には、宿舎前にあるシナノキの大木に集まり、ホームルーム会長が「今年度の実習も林業災害を絶対を起こさないこと」や「最後の実習まで仲間と協力して取り組むこと」などを宣誓し、クラスで想いを一つにしました。

 

 そして、1回目の実習は植え付け実習(卒業記念植樹)です。

 自分達で育てた苗木を丁寧に演習林に植え、「卒業後またこの場所で会えたらいいね」などの会話も交えながら取り組みました。

 次回からは専攻班(学習グループ)に分かれて行い、10月までに全7回を実施予定です。

 

 

【森林科学科】シイタケの植菌実習スタート

 森林科学科では4月22日より放課後実習がスタートしました。はじめに2年生が4回に渡ってシイタケの植菌を実施。初めて使う電動ドリルでミズナラの原木に穴をあけ、種菌を植え込みました。

 今回植菌をした原木は、来年の春から発生操作を行う予定です。5月11日に行われるグリーンフェアでは、昨年植菌をし、十分にシイタケ菌が回った原木を1本1000円で販売します!ぜひお越し下さい。

 

【森林科学科】2年生伐木等特別教育、刈払機安全教育 全員修了!

 4月17日~19日、北海道林業機械化協会のご協力の下、2年生を対象に伐木等特別教育及び刈払機安全教育を実施しました。

 2年生の演習林実習は、チェーンソーと刈り払い機の操作技術の習得が主となります。今回の講習で機械の始動から操作、使用後の整備までをしっかり学びました。今後は、演習林での実践に向けて練習あるのみです。

【森林科学科】3年生の管理実習がスタートしました!

 森林科学科3年生(3F)は、圃場(学科の実習地)の雪解けが進んだため、クラス全員で管理実習を行いました。

 当日はそれぞれが所属している専攻班(森林経営班・森林立地環境班・森林資源活用班・木育班)に分かれ、原木シイタケ栽培で使用するビニルハウスのビニールを張ったり、樹木の冬囲いを外したりするなど、実習地の整備に向けて、全員が精力的に取り組みました。

 

 今年の春は例年よりも暖かく、私たちが屋外で活動できる時間はいつもより早く迎えそうです。

 

 今年度も、事故無く、丁寧に、そして一つでも多くの知識や技術を身に付けられるように、森林科学科の実習はスタートしていきます!

【森林科学科】第104期生 祝 入学

 4月9日(火)、森林科学科第104期生が入学いたしました。

 ご入学おめでとうございます。

 今は、期待と不安で胸がいっぱいだと思います。今週はオリエンテーションや基礎学力テストなど・・・。

 来週からは、授業や実習が始まりす。『森林科学科に入学して良かった』と思えるような3年間にしていきましょう!

【森林科学科】パラグアイからこんにちは!カアサパ農業高校とのリモート交流授業を実施

 JICA「世界の笑顔のために」プログラムにおいて、本校サッカー部のサッカーボールをお送りしたご縁で、パラグアイCaásapa(カアサパ)農業高校の皆さんと森林科学科2年生が3月19日に交流授業を行いました。

 日本との時差は12時間、こちらが朝9時のところ、現地は夜の9時にスタート。全寮制の学校であるため、夕食後に全校生徒の皆さんに集まっていただき、お互いの学校の紹介を行い、質問タイムを設けました。

 カアサパ農業高校の皆さんからは「どうしてみんな同じ服を着ているの?ネクタイがかっこいい!」「普段はどんな肉を食べているの?」「高校卒業後の進路は?」や日本のアニメについての質問が出ていました。

 森林科学科2年生からは「森林分野でやっている実習は?」「どんな食べ物が好き?」「寮生活で大変なことは?」などの質問があり、同じ農業を学ぶ高校生としての共通点やパラグアイならではの文化について、理解を深めました。

 終了後には「日本とは異なることが多かったのですが、同じ高校生らしさを感じ取ることができました。」「お互い農業系のことを学んでいる者同士頑張っていきたい。」「国が違うと服装や授業の受け方も違い、驚きました。全校生徒の仲が良さそうで、楽しそうな雰囲気が伝わってきました。もっと他の国も調べてみたいと思えた時間になりました。」といった感想が寄せられました。

 カアサパ農業高校には、北海道の農業教員である嶺元麻帆さんがJICA海外協力隊として派遣されています。カアサパ農業高校のみなさん、嶺元さん、ご協力ありがとうございました。

※画像の転載、複製、改変等はいかなる場合も禁止します。

 

【森林科学科】2年生 北森カレッジ出前講座を受けました

2月19日(木)、2年森林科学科の生徒30名が、北海道立北の森づくり専門学院(通称:北森学院)の出前講座を受講しました。

 前半は、日本の林業の現状や林業先進国フィンランドの様子、チェーンソーの競技などの説明や紹介を受けました。

 後半は2班に分かれ、

①チェーンソーの扱い方の基本

 エンジンは動いていませんが、久々に触るチェーンソーに戸惑いながら,安全装置(ブレーキ)の効率的で格好良い扱い方を教わりました 。「何より安全が優先する」のです。

②ハーベスタシミュレーターの体験

 林業の機械化は急速に進んでいます。ハーベスタは林業機械の中で一番万能な機械ですが、そういった重機を練習するチャンスはそう多くなりません。北森カレッジにはそれを疑似体験するシミュレーターがあるため、それを持参していただき、生徒が実際に体験出来ました。移動用なので、画面は小さいですが、レバーを握って丸太を持ち上げて運ぶ練習を体験し、採点までしてもらえます。もちろん、全員が初めての体験ですが、写真の生徒は合格点を獲得しました。 

 お忙しい中、旭川からわざわざ岩見沢までお越しいただきありがとうございました。

 生徒も、楽しく学ぶことができました。

 

【森林科学科】2年生(2F)のようす ~地域との木育コラボイベントを開催!~

 森林科学科2年生・木育班は、2月17日(土)~2月18日(日)にかけて、三井アウトレットパーク札幌北広島で開催された「空知おいしいものマルシェ」に、木育ブースを出展しました。

 このイベントは、空知信用金庫様が中心となり、岩見沢市近郊の自治体の皆様が参加する、地域振興型の共同イベントとなります。

 森林科学科・木育班は、日本理化学工業株式会社様の消えるクレヨン「キットパス」とコラボし、間伐材を活用したクレヨンボードのお絵描き体験などを運営しました。

 当日は、北広島市という立地もあって、日本人だけではなく外国人の方など、たくさんのお客様にご体験いただき、自分たちで準備したキットすべてを提供することできました。

 今回の振り返りをもとに、今後も試作品を重ね、よりよい木育が地域に提供できるように、そして木の素晴らしさを伝えられるように、今後も活動を継続していきます。

 

空知信用金庫 地域支援部長の小川様との記念撮影

※画像の転載、複製、改変等はいかなる場合も禁止します。

【森林科学科】1年生(1F)のようす ~冬の演習林の景色とは!?~

 森林科学科1年生は2月16日(金)に、今年度最後となる演習林実習を実施しました。今回の実習は、雪の層を調査して雪崩などの理解を深めるとともに、スノーシューを履いて林内を歩き、動物の足跡や食痕、糞などを観察し、生態系を理解することなどを目的にしています。

 多くの生徒が初めて履くスノーシューに苦戦しながらも、すぐに歩き方や脱着のコツなどを掴んでいたほか、積雪深の調査では班員と協力して、地面(土)が見えるまで雪を掘り進め、約170cmにたどり着いた頃には「暑い!」「やっと見えた!」と、笑顔がこぼれていました。

 人間の足跡が無い大雪原の景色で取り組む実習は、夏の演習林では学べない、多くの経験をしてくれたようでした。

 

※画像の転載、複製、改変等はいかなる場合も禁止します。

【森林科学科】3年生(3F)のようす ~木育班が北大で今年度の成果を発表!~

 2月15日(木)に北海道大学・学術交流会館で、北海道森林管理局主催「令和5年度 北の国・森林づくり技術交流発表会」が開催されました。

 この大会は、森林整備・保全の推進と林業・木材産業の貢献、情報共有を目的に、様々な機関や団体が参加してコンテスト形式で実施されます。

 本校・森林科学科からは、木育班の3年生が出場し「北海道岩見沢農業高等学校における木育の取組について」という題目のもと、市内日の出保育園との連携事業や、岩見沢市の姉妹都市アメリカ合衆国ポカテロ市との木育を通じた文化交流など、今年度の成果を発表しました。

 大会結果は全道優秀賞に輝き、会場で北海道森林管理局長の吉村 洋様から賞状の授与がありました。

 これで3年生のプロジェクト学習は終了です!

 いよいよ、残すは3月1日(金)の卒業式が最後となります。

 3年生全員が元気に登校してくることを学科職員一同、心待ちにしています。

 

 

 

※画像の転載、複製、改変等はいかなる場合も禁止します。

【森林科学科】先輩来校

1月18日、令和元年度森林科学科卒業生の松本剛尚さんが来校しました。松本さんは現在、高校時代からの目標であった大工として、武部建設株式会社に勤務されています。

この日は、木工品を制作する森林資源活用班に対して技術的なアドバイスをしていただくとともに、2、3年生に向けて、自分の経験を元に高校生活の過ごし方や社会に出るにあたっての心構えをお話しいただきました。

お話しの後には、鉋かけの実演もしていただき、生徒たちも興味津々の様子でした。

松本さん、休日を返上しての来校ありがとうございました。

森林科学科は、森林・林業、木材産業、建築業と多様な分野に卒業生を輩出しています。

 

【森林科学科】空知管内林業就業セミナーを開催!

 12月7日(木)に、空知総合振興局で「令和5年度空知管内林業就業セミナー」が開催され、森林科学科2年生が参加しました。この行事は、進路選択を次年度に控えた2年生が、管内の林業事業体の方々と交流を深め「職業理解」と「働く意味」について考えることを目的としています。

 当日は(株)北海道アルバイト情報社プロジェクトディレクターの土谷様から講話をいただき、その後は2年生と事業体の皆様でいくつかのグループを作って「林業で働くとしたら何が大切?」をテーマに、付せんを活用したフレームワークに挑戦しました。その後は、業務内容も説明いただき、高校生の考えや夢、企業側の想いや願いなどを共有した有意義な時間となりました。

 ご協力いただいた林業事業体の皆様、ありがとうございました。

<主催>

 空知地域林業担い手確保推進協議会の皆様

<ご参加いただいた林業事業体>

 玉田産業株式会社様、及川産業株式会社様、千歳林業株式会社岩見沢支店様、堀川林業株式会社様、有限会社スリースターズ興業様、そらち森林組合様、北空知森林組合様

※画像の転載、複製、改変等はいかなる場合も禁止します。